The Duke Of York

tdsgk2007-12-25


あー今週だ!まずは金曜日。

Harlem Shuffle Vol.5@ Club SHAFT 2007.12.28(Fri)22:00〜 Adv \2000(1D) Door \2500(1D)
Guest DJ:高橋孝博 ( Halfby )
DJs:S☆Guy, Takashi Tamayama, tdsgk, Kenji Maesawa

で、土曜日!

AOBA城炎上@Club SHAFT 2007.12.29 (Sat) 21:00〜 Adv \3000(1D) Door \3500(1D)
GUEST LIVE:イルリメ
BAND: -W-、runny stools、ラファエルクルー他
DJ:DJ CASIN(forest lounge records/gift gimmick), DJ G-CO(gift gimmick), DJ HAMA(banyan pro/gift gimmick), DJ DROP, EVOL

よろしくお願いいたします。AOBA NU NOISE組はDJ DROPとEVOLでございます。

というわけでなかなか年内ドタバタなので、大掃除をいつしようか、というのが懸案事項なわけである。

喪中だから正月だなんだは関係ないのであるし、私の日頃のアティテュードとしては、新年たって単なる来月だ、というものなので別にしなきゃしないで構わないのかも知れないのだが、まあ、窓ぐらい綺麗にしておこうか、ってなものである。

思えばこの連休のうちにしよう、と思っていたのだが、何かこう、雰囲気がまだまだそういうモードに世の中なっていないようでそれに気圧されてしまって、何もせぬまま連休を終えてしまったのだった。だってほら皆やれサンドウィッチマンだ、やれ光のページェントだ、それクリスマスだ、って感じで大掃除なんかしている家などこの世には存在していなかったのではないか。引っ越していった隣室くらいのものではないか、大掃除していたのは。

そんな中勝手にKYできない感じで大掃除なんてさあ、できないわけである。と己の自堕落さに言い訳がついたところでAlvin Lucierの「Bird And Person Dyning」を聴くのである。私、随分今回のCrampsレーベル紙ジャケ国内盤化が嬉しかったみたいだなあ。5タイトル購入してしまった。さすがに全部、ってのは怖くてのう。さて、こちらはアメリカ出身でGordon Mummaとの交流もある彼の1972年のアルバムである。何か写真からしてマッド・サイエンティストみたいな、というかDavid Crosbyに似てるかもな、という感じの人なのであるが、これは衝撃であった。最初は声だけなのである。ところがその声がドンドンエレクトロニクスと同化していって、最終的にノイズになってしまう、という驚愕の、映画『鉄男』みたいな勢いで侵食されていく様のドキュメントなのである。いやいや、これは何だ何だ、と瞠目していたら2曲目では鳥のさえずりに似たような音を出す装置と高音域の電子音が物凄い音量で超耳障りな高周波ノイズをブチかます、そして時折フィードバックまでもかましてしまう、いやはや何とも壮絶な作品である。1曲だけでも充分なのに、2曲続けて聴くとさすがに頭おかしくなるんじゃないか、という懸念が頭を擡げてくるような、そういうK点越えの音である。というか、これをお隣さんがいないことを良いことに3回くらい続けて爆音で再生したら、ちょっとぐったりしたが、そういう経験をさせてくれる音楽ってのも得がたいものである。興奮の1枚。