Carinhoso

Love Recordsでの1日店長は9月28日(日)に延期になりました。一週間延期、です!お買い物に来てください!
・また同日には月に一度のお楽しみ"AOBA NU NOISE"があります@SHAFT。またDJしますので遊びに来てください!

今回のAOBA NU NOISEはなんとEVOL+RANBOで、「RAVOL」という新ユニット結成!3人で1時間以上回す予定です。ブース内で飲み会、という話もありますがなんだかトンデモないことになりそうな予感。是非!!

ということで昨日は上記AOBA NU NOISEミーティングだったために、またしても更新できずであった。Nag3の看板を背負っているうちは何だか1日更新しないだけでも猛烈な罪悪感があったりして、自分でも不思議なのだが、その不思議な気持ちもあと1日でお終いか、と思うとこれまた不思議な感じがする。

まあ今日は休日であって、昨日までの何だか過剰に、馬鹿みたいに激しく動き回る日々とは決別した1日であったのだが、それでも何だか職場に行ったり、ラーメン食べたり、中古盤屋に実に久々に行ったり、また職場に戻ったり、運転しながら献立考えて生協で野菜買ったりして、帰宅してみれば郵便物等お預かりのお知らせが入っていたりするから再配達の手続きをしたり、ほっと一息ついてビール飲んだりしてたらもう終わりなわけである。

大体休日ってこんなものなのだろうか。とくに時間に制約のない休日というのはとても気楽なものでマイペースに過ごせるのと同時に、何だか帰路は一抹の寂しさが漂ったりするものである。これは多分に知り合いに誰とも会ったり、という予定がないとこうなったりすることが多いように思える。あれだ、多分私の場合、誰かと話したり、ということを適度にしないとさびしんぼうモードが入ったり、とかそういうめんどくさい人間だからなのではないだろうか、と33歳にして思い至る。

かと言って予定がキツキツでも休日らしくない、とか言い放ちたくなるものだからなんとも人間って奴は(と大きく出るが)めんどくさい生物なものだなあ、と今更ながらしみじみとする。

多分このNag3も同じで、毎日更新しなきゃ、という思いから解き放たれればちょっとはホッとするものの、それはそれでまたすぐになんか書きたくなるんだろうなあ、という予感もするのである。いやいや、人間って不思議(また大きく出る)だ、とさっきドイツから届いたばかりのEtant DonnesのLP6枚組ボックスセット一杯に渡って繰り広げられる素朴なテープコラージュ、というかノイズというか、の洪水を爆音で聴きながら(当然鼻血出しそうなくらい興奮しながら)思うのであった。

でも今日はMaria Bethaniaの「Recital Na Boite Barroco」にも興奮した。68年リリースの(私のはフランス盤で72年リリースなのだが)ライヴ盤である。彼女のレコードは何か見つけるたびに年代を確認して、この時期だったら間違いないかも、とか思いながら買っているのだが、そしてたまに大いに外したりしてあらら、とかなるのだが、このライヴ盤は完璧に大当たりであった。Caetano Velosoの妹としても御馴染みな彼女であるが、まず何よりもこの伸びやかな歌声が素晴らしい。本当にクセがなく、まっすぐな歌声である。また、変にトロピカリズモの波を被らなかったのか、比較的オーソドックスな音楽性が魅力だったりする。このライヴ盤でも、ライヴということもあって結構熱気溢れる演奏をバックに(何か昔、渋谷系ムーヴメント華やかなりし頃に付随して盛り上がったようなブラジル音楽、的ノリもあって、個人的には久々に聴いたなあこういうの、と感慨深かったりしたのだが)あっつく歌い上げている。ちなみに私の大好きな「Baby」はGal Costa版のロマンティックなノリとは一味違う、ちょっとヒタヒタと迫ってくるようなカヴァーになっていて結構新鮮な衝撃を受けた。あまり熱心なブラジル音楽リスナーではない私であるが、たまにこういうものに出会ってしまうとまたちょっと気になり始めるから厄介である。