Cape Canaveral

9月21日(日)にいつもお世話になっている中古CD店Love Recordsさんで1日店長を、去年に引き続き今年もやることが決定しました。皆さん、是非こぞってお買い物にいらしてください!!

何だか昼間暑くなってきてすわ夏かよ、と思っても風は秋の風で、寧ろ秋晴れ、という形容が相応しいような日々が続いているのだが、夜は涼しい。虫の声なぞ聞こえてきたくらいにして、あららら秋ですなあ。

とか言っていたら、先週末からの激ハードスケジュール、というか考えてみると8月末からハードであったスケジュールがここに来て祟ったのか、どかっと何だか疲れのようなものに襲われもがいている次第である。仕事を休む、とかそういう類の感じではないのだけれども(いや、寧ろそうあってほしいのだけれども)何だかこう、どっか本調子ではない、という一番厄介なグダグダ具合だったりするのである。

思えば私も来月34歳になるわけで、決して若いわけではない。しかし依然としてYoung At Heartな人間なもので、いつもの調子でいえーどかーん、とか暮らしてしまうと如実に寄る年波には勝てないのう、という結果になってしまうわけでちょっと自重しなければな、とか思う初秋の夜である。

でも、結局またビール飲んでいえーどかーん、とかやっちゃうんだろうなあ、と心のどっかで思っていて、しかもそれを結構微笑ましく思っている自分もいるのだから、さてさて人間って厄介者だ。Conor Oberstの「Conor Oberst」を聴く。いやーBright Eyesとかって思いっ切り聴かず嫌い、というか興味をさほど覚えずに今まで生きてきたのであるが、何故かこの中心人物のソロアルバムは聴いている。何でもBruce Springsteenもお気に入り(HMVのポップ情報なので裏は取っていないのだけれども)らしい彼のソロアルバムである。メキシコの一軒家でレコーディングされたこのアルバムには決して派手な要素もなく、良いメロディ、シンプルな演奏、ひたむきな歌、という全くもってボケようのない音楽が詰まっている。だからと言って決して内向的な音ではなく陽気なカントリー風味のロックンロールから、哀感湛えたアクースティックギター主体のナンバーまで、凄く良い曲ばっかりなので異常にリピートして聴いている。こういうシンプルな何の衒いもなく良い歌ばかりのアルバムがこうして普通に出ているところにまだまだ音楽の未来はあるんじゃないか、とかそういう無駄に日本のロック雑誌みたいなウザイ思いを述べてみたくなったりするものであるが、この微妙に震えるConor氏のヴォーカル(個人的にはFrank And The Waltersとか思い出したが、果たしてこの喩えが伝わるかどうかは甚だ疑問)は、本当に聴き手をぐっと掴むよなあ、とかそういう素朴な感想の方が強かったりする。これからの季節にぴったりじゃのう・・・。