Time For Some Action

ということで、昨夜は深酒したので更新できませんでした。

昨日は椎茸をスライスしていつものペペロンチーノのパスタに投入し、更には柚胡椒を隠し味に投入したら実に絶妙な味わいになってビールも進んだ、というわけだ・・・

とここまで書いてきてふと気づいた。何か最近このNag3がやれ晴れない日が続くだの、車が故障しただの、パスタ作っただの、大人は限られた条件の中でベストを尽くすだの、どうにもこうにも何と言うか若さというか勢いが感じられないのではないか!?

まあ、書いている人間が若くもなければ勢いもないわけで、それは仕方がないことだと思う。また、かつてそういう時期がこのNag3にあったかと言えば、約6年近くやっていて一度もなかったような気がする。しかし常に運命には牙を剥いていかなければいけないわけである。だからこそ、放っておいたらどんどん縁側で粉をふいてしまうような文章を書いてしまいそうになってしまうからこそ、ガンガンに勢いづいた感じでいかなければいけないのではないか。

ということで考えた末に、とっかえひっかえセックスしまくり、静脈探すのも覚束ない勢いでドラッグやって、毎日ロックンロール、そして毎食肉食ってます、的なことを書かなければ、という結論に達したのだが、いやあ、やっぱ自分から出てこないものを書くことは無理だろう、という結論というか限界のようなものも見えたので、嘘はやめて誠実に、枯れた感じで行くのがベストだろう、と。セックスドラッグロックンロール焼肉、撤回させていただきます。

ということで枯れながらN*E*R*Dの「Seeing Sounds」を聴く。Neptunes絡みということで御馴染みのユニットの3枚目のアルバムである。これが何だかアルバム全体を通して異常な仕上がりの作品になっているので面白がって最近ずっと聴いている。思えば前作も聴いたりしていたのだが、結構地味であった、という印象がある。シングルは良かったのだけれども。それに比してこの新作は、何だか全曲異常な完成度である。そしてやたらヴァラエティに富んでいる。とんでもなく音圧の厚い性急なブレイクビーツナンバーから(Atari Teenage Riotかと思ったくらいである)、生ドラムにギターとかの濃厚なソウルフルなナンバーにThe PoliceU2か、というド直球ロックナンバー、「It's Just Begun」を下敷きにしたようなファンキーなナンバー、軽やかなソウルナンバー、とバラけているのに、何故かアルバムとしてはバランスが取れている、という不気味極まりないアルバムである。なんか色々レヴュー読んでみたらロックとヒップホップの融合、とかそういうことが書かれているのだけれども、そんなこと、言われるまで思いもしなかったものである、というくらいに統一感のある不思議なアルバムである。しかし各曲とも、どんなテイストのナンバーであれ、必ず印象的なフックが含まれているところがこの連中の嗅覚、というかセンス、と言うか、それの優秀さを感じさせてくれるのだなあ。そしてグループとしての体力も。嗚呼、こういう勢いが自分にもなければならないのだ・・・。