Sick Little Girl

明日です。フライヤー持ってくるとタダです!!

"AOBA NU NOISE" 2008.08.31(sun)@CLUB SHAFT OPEN: 20:00~26:00 ADV:1500yen(2D) / DOOR:2000yen (2D)

LIVE Act : -W-(Waikiki Champions), runny stools, KODA
DJ's : BOW(DA-DA-DA?), DROP, EVOL(Love records), RAMBO

よろしくです!

昨日はこの世の終わりか神の怒りか、という勢いで物凄い雨と物凄い雷鳴の連続でキレそうになりながら、さて更新しようか、と思ったらいきなり停電し、あいや、と思ったら5分で復旧、どれ更新か、とするとまた停電、という体たらくだった。

これは、更新してはいけない、という神のお告げを感じる出来事だったので、更新せずに不貞寝したのだった。停電なんて、予告された停電以外実に久しぶりだったので懐中電灯の場所を思わず確認とかしてしまった。しかし驚いたものである。

と同時に今週は何だか非常に疲労してしまったので、これは全てを洗い流してくれる雨だ、そう、この雨が去れば私はすっきりさっぱりと全てから解き放たれた、ニュー俺になるんだ、とか思って床に就いたが今朝起きてみたらより一層疲労感が増していたので、もう神は死んだとはっきり言える、とかそういう気狂いの域にまで達したのだった。自然は人を狂わせるのである。

それともPop Will Eat Itselfのアンソロジーなんか聴いていたから狂ってしまったのか。これは86年から94年までのほぼ彼等の全活動を収めたお得なCD2枚組コンピレーションである。今更誰も盛り上がっていないだろうが、私はこの無軌道なパワーの放出に最近やられてしまっている、というか寧ろ憧れているのか。初期の本当にThe UndertonesとThe Jesus And Mary Chainを掛け合わせたような、非常にコンパクトでポップでメロディアスでギター大回転、みたいな愛くるしい、いかにも80年代後期のUKインディギターバンドが、いきなりSigue Sigue Sputnikのカヴァーやったのを契機に荒々しいスクラッチを擁した、打ち込みとへヴィなギターとサンプリング飛び交う、攻撃的ロッキンブレイクビーツユニットへと変貌していく様は、実に衝撃的である。The Shamenも似たような道を辿っていったが、こちらのPWEIの方がどうしようもなく荒削りで獣性を感じさせてくれる。その勢いありまくりな音楽性故に今聴くとちょっと時代を感じることも当然ながら否めないのだが、それを踏まえた上で強引に力でねじ伏せるような、そういうとんでもないユニットだったのだ。後のBentley Rythm Aceの方がよっぽど大人しいわい、と感じられるくらいのハイテンションで、生きる気力を復活させてくれるありがたい音楽である。ちなみに電気グルーヴ「N.O.」サンプルネタもあり。そして91年にDe La Soulがセカンドで物凄い量のサンプルソースを明記した時点でサンプリングの幸せな時代はひとまず終焉を迎えたと私は思っているのだが、それ以前の幸福な時代を象徴するかのようにThe StoogesやらThe Creaturesやらのネタが飛び交う「Def. Con One」など要所要所で時代を作った名曲もばっちり収録。