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フライヤー持ってくるとタダです!!フライヤー発見できなかったら一言言っていただけると何とかなるかも!!

"AOBA NU NOISE" 2008.08.31(sun)@CLUB SHAFT OPEN: 20:00~26:00 ADV:1500yen(2D) / DOOR:2000yen (2D)

LIVE Act : -W-(Waikiki Champions), runny stools, KODA
DJ's : BOW(DA-DA-DA?), DROP, EVOL(Love records), RAMBO

よろしくです!シナロケの30周年記念ライヴ見てたらやる気がかなり出てきました。

何かこう、最近のシャツって何故あんなにラインがタイトになっているのだろうか。

天下のユニ○ロですら、こないだ値下がりしていたシャツを仕事用に買い求めたらボディ周りだの、腋の下だの、かなりピタピタになっているデザインだったので衝撃を受けたものである。

昔ほど体型が丸っこくなくなった私だから、こちら側が巨大化した、ということは考えにくいわけでそうなるとこれはシャツのデザインの問題なのである。そういえばこの間もちょっと意を決してとあるお店で試着してみたら、「Lサイズ」という表記があるにも関わらず、なんだかぴったぴたで皮膚呼吸ができなくなるんじゃないか、的なタイトなラインの代物で着れたものではなかったことを思い出させられたりしたのだった。

何なのだろうか、世のLサイズ着用者はもっともっと細いのであろうか。しかし皆が皆そういう体型とは限らないわけで、結構「このデザインはほっそい人向きです」とかそういう差別が平然と罷り通っている、ということになるのではないか。KKKの本を読了した直後なのでかなりやられているのだが、そういった差別は「ある精神状態」が生み出すものであるから、これは今の世の中、そういう精神状態を認めていることになってしまうのである。やはり、世の中の荒廃を想像以上に進んでいて、それがこうしたシャツのデザインの面にも端的に現れて来ているのではないだろうか・・・。

と被害妄想も甚だしい言葉を並べてみたものであるが、実際ちょっと最近、タイトなラインの服が多すぎて「Lサイズ」といえどもかなりおっかなびっくりで手にとってみないといけないわけである。ちょっと安寧な気分を服屋で味わいたいものであるなあ。

しかしこうして着れる服が制限でもされないと、ばかすか買ってしまいそうな気もするので(あまりありえないとは思うのだが)ある意味良いバランスがとれていて、ストッパーがかかっている状態なのかも知れない、と考えることにしようではないか。そうだ、そうに違いない・・・。もしくはもっと細くならねばならぬと言うのだろうか。それもあるのかも知れない・・・。

とか考え続けるとノイローゼにでもなってしまいかねないのでKate Nashの「Made Of Bricks」を聴く。何でもマイスペースで話題になってデビューにつながった、イギリスの女性シンガーソングライターらしい。で、そのデビューアルバムなのであるが、何とも現代風な話だなあ、としみじみしてしまうのであった。何か彼女の場合、凄くメロディとかに泣きのツボ、というかキャッチーなフックがバンバン散りばめられている感じなので一聴しただけで何だか覚えてしまうような、そういう非常にこちらをグッと掴んで離さない曲が連発なのである。しかも何だか密室的な感じがそこかしこに感じられて、しかしそれがイヤミになっていないのでそれも良いバランスが取れている。んー、AdeleにしろDuffyにしろLily Allenにしろ、最近のUK女性シンガーソングライターは面白いのう、とか思うのだが、そんな中でも彼女が一際異彩を放っているのは、その「余裕のなさ加減」「切羽詰った感じ加減」ではないだろうか。もう言いたいこと溢れすぎて曲に収まりきれません、的な勢いで字余りに近い歌詞をポップな楽曲にぶち込むその勢いたるや、最近の方々ではなかなか感じられなかったものなので凄く面白い。私自身が字余り気味な勢いでヴォーカルが乗っかる曲がべらぼうに好きだ、というのもあるのだろうけれども、このどばどばと言葉の洪水を浴びせかけられているような感じは実にスリリングで面白い。でも、それでも、表面的には何だかちょっとユーモラスでユルい感じがするのだから、一体どういう才能かと。Paul Epworthのプロデュースも実に生々しくあるべきところと作りこむべきところの塩梅を探ったような感じで、非常に良い仕事である。まあ、色々書いてきたのだが、何よりもやっぱり、このUKポップス伝統みたいな、ツボを押さえたソングライティングが何よりも武器だと思うのだった。去年のデビューなのに今更聴いてしまってすいません、と思わず反省。