One Of Us

(土曜日に書いたものを日曜日にアップしております。)

フライヤー持ってくるとタダです!!フライヤー発見できなかったら一言言っていただけると何とかなるかも!!

"AOBA NU NOISE" 2008.08.31(sun)@CLUB SHAFT OPEN: 20:00~26:00 ADV:1500yen(2D) / DOOR:2000yen (2D)

LIVE Act : -W-(Waikiki Champions), runny stools, KODA
DJ's : BOW(DA-DA-DA?), DROP, EVOL(Love records), RAMBO

よろしくお願いします。EVOLはそろそろ、DJも良いのだがカレーとか作って振舞ったりするのも良いかもなあ、とかこの間電話ミーティング(という名の雑談)で盛り上がりました。

ということで私が今歯医者に行っているのは、こちらにも度々書いているので皆様よくご存知のことかと思うが、今日も今日とて行ってきた。

今日はこの私が通っている歯医者のBGMについてちょっと注意して聴いていた。何でもピーター・バラカンが通院している歯医者は患者が自分の聴きたいチャンネルを有線の中から選べるような、そういうステキなところらしいが(バラカン氏は必ずソウルチャンネルを選ぶらしい。『ku:nel』情報)、こちらは普通に何かがかかっている。それもいつも同じである。「Unchained Melody」のようなオールディーズをめっちゃくちゃ骨抜きにして柔らかく仕上げたイージーリスニング風音楽や、ディズニー映画のテーマ曲をストリングスとピアノで室内楽風に仕上げたもの(たまにドラムスが入る)、などが繰り返しかかっているようである。

確かに邪魔にはならないが、ちょっと痛い時なんかに気を紛らわせることもできないような感じの、そういうBGMのように思える。いや、勿論悪いとは一言も言ってはいない。しかし何か、上記のピーター・バラカン歯医者に比べると、ちょっとなあ、とかそういう気になってしまう。だってほら、なんか歯医者に行っているときって、逃げたいじゃないですか(無駄に同意を求めてみる)。

ということを悶々と考えつつ、はてでは歯医者に限らず「BGM」とは一体どのような意味を持つのだろうか。スーパーマーケットでのあのやるせない、インストのポップスは一体どのような意味を持つのか、その一方、スーパーマーケット界のヴィレッジヴァンガード「つかさ屋」では何故にあんなに渋く思いっきりヴォーカル入りの往年の60〜70年代の名曲が(この間なんかSagittariusプレゼント・テンス(紙ジャケット仕様)とか流れてて瞠目した)流れているのか、とかきゅいーんきゅいーんやられつつ考えていたら、この間神経を取ったところの端には神経が残っていたらしく、そこを突かれて物凄い、顔面が歪むほどの激痛が・・・。

だから、そういう痛みを感じたときにふと意識を飛ばして「嗚呼、このBGM、良いなあ・・・」とかなれば気も紛れるものであろうが、そうもいかないものだからなあ、という凄いオチが付いたのだった。ちなみに痛み止め飲んでもまだ痛い。Wireの「Object 47」を聴く。再結成(正確には再々結成なんだがな)後2作目、5年ぶりのアルバムである。なんと今回は我等がアイドルBruce Gilbertが脱退してしまって3人組での新作である。何で脱退したのか(超今更だし)イマイチわからないらしいが、前の時(ドラムスが抜けた)みたいに「Wir」になることもなく平穏な感じでこうして新作である。前作「Send」Sendは強烈なビートとエッジの効いた音処理でとんでもない破壊力の衝撃作だったが、今作はもっと穏やかな感じが全体を覆う。前作の闇雲に分厚いノイズやら速いビートは影を潜め、ポップで優しいメロディとヴォーカル(そう、優しくも感じられるのである、昔からWireは!)が印象的である。やれパンクだなんだ、とか言う期待をしすぎるとずっこけるのかも知れないのだが、私は80年代後期の最初の再結成の時から聴き始めた人間だったりするので、実にすっと腑に落ちる感じである。とはいえ、ジャシャー、というギターの音もアグレッシヴな畳み掛け具合も前作よりは抑え目だが健在だし、どっちかというとヴァラエティが広がった、という感じのするアルバムである。しかしこんな風にふり幅がでかいままに活動を、しかも中断はあれども30年以上やってるわけで、どんだけ化け物なんだ、という思いを強くするのだった。しかも各々のソロ活動がまた・・・。