Inbetweenies

今度の日曜日です。

"AOBA NU NOISE" 2008.07.27(sun)@CLUB SHAFT OPEN: 19:00~ ADV:1500yen(2D) / DOOR:2000yen (2D)
BAND Act : -W-(Waikiki Champions), runny stools GUEST : KODA DJ's : EVOL(Love records), DROP, RAMBO

EVOLは先ほどの会議で「何の指令があっても結局いつもどおりのロックンロールとパンクロック!ちょっと今回はへヴィ寄り!」という結論に達しましたのでよろしくお願いいたします。前回もその路線でPerfumeがかかりました。ロックンロールって懐が深い、と思い込んでいるバンド群とDJ群です(と勝手にこれまた私が思い込んでいる)、是非遊びにいらしてください。

私の職場の目の前には鰻の卸屋がある。食事ができるところがあるわけではないのだが、小売もしているようである。夕方に仕事していると物凄くこちらの食欲をそそるためだけに鰻を焼いているのではないか、というくらい香ばしい香りの攻撃を受け、しばしば轟沈寸前にまで陥る。そんな店がある。

昨日も仕事をしていたらガンガンに香りが、いつもよりもガンガンに強く強く香ってきてしまって軽く轟沈した。ちょっと外を見てみると、何だか路上駐車の車が凄い。近所のおばちゃんも子供連れでガンガン店に入っていく。そうか、土用の丑の日だったのか!と気づくが後の祭り、昨日の晩飯はカレーだったし。

あの江戸時代に、発狂して人を殺して牢屋に入った平賀源内が提唱したと言われる土用丑の日。日頃鰻とは縁遠い生活を送る私であるが、こういう日にこそ食べておかなければいけないのではないだろうか、と切に思う。今年食べなかったけど。鰻にとっては災難も良いとこなのだろうけれども、健康に日々を乗り切るためにも、是非こういう日に食べておかなければいけないのではないだろうか、と切に思う。今年食べなかったけど。

だから今年は「丑の日に鰻食べなかったんで」という理由で、具合悪いんで、とか言って休める権利を勝ち得たというわけで、それはそれで喜ばしいことだと思う。鰻食べなかったから、うむ、これは良い理由だ。

しかしかと言って日頃全くと言って食べない鰻だから、丑の日に食べてしまったりしたら身体がびっくりして逆に具合悪くなるんじゃないか、という思いもしたがまあ良いや、今年食べてないんで。だから鰻の産地偽装問題とかも結構どこ吹く風、という感じで無関係な日々だったのだが、でもそれでも食い物関係で悪いことしている奴等とか食い物に変なことしている奴等は皆まとめて粛清してやりたいものだ、とか思ったりもする。粛清するまでもなくとんでもなく罰が当たれば良いと思う。

と話があらぬ方向に脱線したところでIan Dury & The Blockheadsの「Do It Yourself」を聴く。突然聴く。79年発表のセカンドアルバムである。Ian Duryが亡くなってからももう8年くらい経つのか・・・。勿論リアルタイムではないのだが、人気バンドだった彼等が、ファーストアルバムがまだチャート内にいるにも関わらずリリースした、全英2位にまで上がったアルバムである。濃い。濃いアルバムであるが、ファンクのドロリとした部分とレゲー風味とシャキシャキ飛ばすロックンロールのりとカラッと抜けた部分が見事に融合したアルバムだと思う。どこかシニカルながらもユーモア漂う歌詞を不器用に歌い上げるIanのヴォーカルが最高なのは勿論であるが、今こうして久々に聴いてみるとこのバンドサウンドSly And The Family Stoneが「Fresh!」の路線で突っ走っていったら、もしくはワシントンDCのゴーゴーミュージックの元祖みたいにも聴こえたりしてちょっと驚いた。今更であるが。何だか週末の夜に飲んで騒いで、次の日の朝に感じる頭の痛みと若干の寂しさみたいなものがぎゅーっと詰まった1枚であると同時に、時折顔を出すテンションの高さにあんぐりと口を開けてやられてしまう、そんなヴァラエティ豊かな1枚なのである。

あーそういえばデラックスエディション出てたなあ・・・。