The Kicking Machine

今度の日曜日です。

"AOBA NU NOISE" 2008.07.27(sun)@CLUB SHAFT OPEN: 19:00~ ADV:1500yen(2D) / DOOR:2000yen (2D)
BAND Act : -W-(Waikiki Champions), runny stools GUEST : KODA DJ's : EVOL(Love records), DROP, RAMBO

いまだ詳細は分からないのですが、ゲストのKODAさんは2人組のミニマルテクノユニットだそうです。EVOLは何やりましょかねー。よろしくです!

しかし昨夜もどしんと地震が来て参った。私はその地震が来るちょっと前から何故かノリノリで盛り上がりながら、我が家でアナログレコードを矢継ぎ早にスピン(ターンテーブルは1個)しまくっていて、俺ナイト開催中、さ次は何をスピンしようか、とか思っていたらぐらら、と来て、その後はずっと台所で食器棚の扉を押さえていたのだった。

我が友人達も無事だったようだし、怪我をなさった方はかなり多いようだが亡くなった方がいなかったのはちょっとほっとする話であった。しかし何だか最近どんと来る地震が多くて落ち着かない日々である。

ところで私は昨夜、上記のようにアナログ盤を聴きまくる、ということをしていたのだが幸いなことに地震が来たのは針をレコードに載せていない時であった。これ、我が家にターンテーブル×2とミキサーがあったらそうも行かなかっただろうなあ、とか思うのだが、ふと思った。もし地震が来た時にレコード聴いていたら針はレコードの上を滑るのだろうか、果たして。興味はあるが、そんな実験はしたくないので別に積極的に知りたいとは思わないが、ふと気になったのだった。幼い頃からレコード針飛びでブルーになることが人生で嫌いなことトップランキング中1位に肉薄する勢いな私であるから、想像するだにブルーになるのだが・・・、やはり滑る、のだろうか。針飛びするのだろうか。経験者の方にお尋ねしたいものである。

Melvinsの「Nude With Boots」を聴く。新作である。前作で彼等の魅力に開眼した遅咲きも遅咲きすぎるファンである私だが、ツインドラム編成になって2作目の今作も、やっぱり何だか強烈なへヴィネスでこちらをぶっ飛ばしてくれる快作なので非常に嬉しい。なんか今作ではドラムスの音が格段にすこんと抜ける、実に良い音になっていてお陰で全体のボトムが凄く締まったように思える。何でもドラムセットを特注で新しく2台作ったらしく、その影響もあるのかも知れないのだが、今作ではとにかくドラムスの重さが全てを引っ張っていくような、そういう感じで物凄くドライヴ感がある。油断すると実にトラディショナルなハードロック(いや、それが凄く良いとこでもあるんだけれども)になりそうなアンサンブルを絶妙なテンポのチェンジとかぶっこまれる変拍子で大いに異化しているような勢いである。へヴィなリフも更に重くなり、十トントラックが制御利かなくなる一歩手前できちんと走っているような、そういう際どいへヴィロックである。クラシック曲のカヴァーも実に重々しく(映画「シャイニング」でも使われている曲らしいが、聴いたことある、確かに)、なんだか突き抜けて一回りして、実に爽快な気分にさせられるのである。私は音楽聴き始めの入り口としてメタルとかハードロックを聴いたり、とかそういう経験がない人間なのだけれども、今この年になってこういうがっつんと来る重ーい(でも猛烈にドライヴする)へヴィな音楽聴いて喜んでいるとは、若返ったような気持ちで一杯である。