To Live Is To Fly

なんか、たまーに私にはあることなのだが、背中〜肩が何だか筋を違えたみたいに痛くなるのである。

で、今まさにその真っ最中なのであるが、これが長引いている。いつもなら2日くらいでぼんやりと消えるものなのだけれども、今回は5日くらいこの痛みを引きずっている。日中もなんか角度を変えるといてててててて、となるわけで、これは実に難儀である。それが夜になってくると意外に収まってきて、余裕じゃん、とか言っていると寝て起きた後に思いっきりリバウンド的な勢いでまた痛みが復活しているものだから性質が悪い。

これは恐らく肩凝りに由来するものだと思う。それにちょっとした変な寝方とか、PCで集中して作業している時の無意識な姿勢の悪さなどが積もりに積もって重なりに重なって、こういう痛みに結実するのだと思う。寝違えた、という可能性もあるわけだが、どのような可能性を考慮に入れても、結局痛いことに変わりはないのだから、これは何だろう、と。

ただ、単純にそういう原因ならば良いのだが、何か実は内臓が、とかそういうめんどくさい遠因があって、それが身体の表面に現れてきたりしているのだとしたらそれは・・・、まあ、考えないでおこう。ということで今このNag3を打っている姿勢は正座、そしてありえないくらいに背筋が伸びたりしているのである。ある程度意識的に極端にやらなければなかなか直らないものなのである、無意識なことというものは。

AOBA NU NOISEで暴れすぎたから、とかそういうことは考えにくいわけだし、歳のせい、というのは考えたくもない。だから姿勢を直せば良くなる、と祈るように信じて暮らす日々である。Townes Van Zandtの「Live At The Old Quarter, Houston, Texas」という2枚組のライヴアルバムを聴く。しかし何らボケようのないタイトルである。何でもドキュメンタリー映画がDVD化されるらしいし、この間はPrimal Screamもカヴァーしていたし、これは没後10年以上経てTownes Van Zandtブーム到来か、と思うのだが、そんなこともあまりないのかも知れない。このアルバムは1973年にタイトル通りの場所で行われたライヴレコーディングである。ベスト盤持ってるし、別にライヴなんてなあ、とか思っていたのであるが、この彼の声とアクースティックギターのみのシンプルこの上ないライヴは、何だか物凄く染みる。代表曲が網羅されたヴォリュームたっぷりの作品だし、マスタリングされて音も凄くクリアだし、という理由もあるのだろうが、それ以上に極限まで削ぎ落とされたカントリー風味濃厚(というかそのまんまか)な泣ける楽曲に彼の美声が呟くでもなく、歌うというほど力がこもっているわけでもなく乗っかると、もうそれだけで十分、となるのであった。逆にスタジオ盤のベストよりもこっちの方が良いかもなあ、という気がしてくる素晴らしいライヴ盤である。