Anything I Say Can And Will Be Used Against You

告知です!

2008/06/22(SUN) -W- Monthly EVENT "AOBA NU NOISE"@SHAFT OPEN: 19:00~25:00 TICKET: ADV:1500yen(2Drink) / DOOR:2000yen(2Drink)

BAND act: -W- (waikiki champions), runny stools
DJ's: EVOL(LOVE RECORDS),drop (Leaf & Villain) and more

実は次の日曜日なんですが。何時からとかはわかりませんが。分かり次第お知らせしますが。我が家の同居人の誕生日ですが。よろしくお願いいたします!なんかこう、今様のダンスミュージックな感じとかかけたいという思いと、Mudhoneyの「Superfuzz Bigmuff」もデラックスエディションかあ、という感慨が交錯して結局何も決まってません。

ところで寝相が悪いことで御馴染みの私であるが、最近も相変わらずである。しかしこのところある種の法則があって、朝起きると右足だけが布団から出ていたりする。

なんだろうか、暑いのだろうか。否、それ以前に私は靴下を履いて寝ていたはずなのに朝起きたら脱ぎ捨ててあったり、車の中で酔っ払って寝てしまった時も靴下と靴は脱いでいたり、という人間である。たとえ睡眠中であっても解放されたい、自由になりたい、という思いに駆られてあらゆる束縛を拒否する人間なのである。だから、右足が出ているというのは象徴的で、これは脱走したい、自由へ向って走り出したい、という意思表示の第一歩なのではないか、と自分では思うのである。ここではないどこかへと駆け出していこうとしている私の自由を希求する心の現われが、この布団からはみ出した右足なのである、と信じて疑わないのである。

とか阿呆なことを言っているわけであるが、今朝なぞは相変わらず布団から出ている右足が、おそらくありえない角度をしていたのであろう、何だか変にこわばったような痛みを帯びてしまって、その鈍い痛みに目が覚めてしまったのであった。よく確認はしていないのだが、絶対にありえない角度をしていたはずである。だって朝起きてから既に16時間以上経った現在でも何だか違和感が残っているくらいだから。朝は本当に鈍い痛みがじわりと来て、非常に不快な思いをしたものである。それが今でもじんわりと残っているとは何と言う体たらくか、と思うのだが、こうやって自由への逃走を企てる私の無意識は、またしても中途半端な夢想に終わってしまうのであった。

とまあ大袈裟に書いてみたが、単純に寝相が悪いのはなんとかしたいものである。ということでT Bone Burnettの「Tooth Of Crime」を聴く。Nonesuchからの久々のアルバムである。思えば彼もキャリアは余裕で30年以上というか40年近くあるのだが、相変わらず面白いことをやっているものだなあ、ということを改めてs痛感させられる新作である。なんか今回はダークな感じが色濃いのであるが、それは単純なダークネスというよりはアメリカンゴシックとでも言うべきものの持つダークさである。だからのべつまくしにダークなのではなく、アメリカンロックの実験性とそれと表裏一体のダークなブルージー具合がよく現れている作品である。しかもどこまでもメロディはポップなわけである。そのポップなメロディ(瞬間的に晩年のRoy Orbisonを想起させられたり)を彼や奥方(離婚したっつー噂は本当なのですか)のSam Phillipsが歌い、Greg LeiszやJim KeltnerそしてMarc Ribot等が盛り立てるわけである。悪いことがあろうかいやない。ヘタに20年くらい前に出したアルバムなぞよりも焦点がばしっと定まっていて、決して表情豊かとは言いがたい彼のヴォーカルも逆にモノトナスな故にこのアルバムの持つ空気感にばっちりとフィットしているものである。そしてサウンドプロダクションも凄くアーシーに見えて実は音の飛ばし方とか声やら何やらの加工の仕方などかなり変(良い意味で)で、ルーツに根ざしている音楽なハズなのに、全くこの世に2つと存在しない浮遊感に満ちているのであった。Nonesuchも今やかなり幅広く突き抜けたアーティストを擁するレーベルになっているが、本当にどれもハズレがなくて恐れ入るのであった。しかし本当に最近、ベテランと呼ばれてもおかしくないアメリカンシンガーソングライター達(しかもルーツ寄り)が本当に自由に、しかも気負った様子もなく色々な実験・加工的なことをやっていたりして、実に痛快で面白いのであった。