Night Parade

そろそろ告知しても良いですよね。

MELLOW BEATS meets FREE SOUL 2008.5.16(Fri)@SHAFT open21:00 ADV: \2500(Drink別)DOOR: \3000(Drink別)

Special Guest DJ: 橋本徹(SUBURBIA)、山下洋(WACK WACK RYTHM BAND)
DJ: Bossa★Da (SWINGIN' JACK)、MIWA (3*1)、tdsgk (Harlem Shuffle)、tt(Harlem Shuffle)
SWEETS: Cafe SUNNYDROPS

という何だかどでかいイヴェントがあります。思えばフリーソウルとも、メロウな音楽ともあんまり関わりなく33年強生きてきた私ですが、巡り巡ってDJをさせていただくことになりました。仙台でメロウと言えばこの人、ttさんもいらっしゃるのでなんだか安心してしまいますが、がんばりますのでよろしくお願いいたします。

ちなみに4月の最終日曜日(27日かな)には当然ながらAOBA NU NOISEがありますので、そっちはそっちで後々告知いたします。前回のANNの勢いを保ってやりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

あっという間に1年の4分の1が終わってしまったのである。こんなんで良いのか日々、と自問自答しながら酒を飲み音楽を聴き心に茨を持ちながら過ごしていたら1年の4分の1が終わってしまっていたのである。驚愕である。

この調子で行くと、こんなんで良いのか、と自問自答しながら酒を飲み音楽を聴き心にずーっと茨を持ちながら過ごしていたら一生が終わってしまっていた、しかも気づかぬうちに、なんてことになりかねない。とくに私の場合あまりにもぼんやりさん(フランシーヌの場合はあまりにもお馬鹿さん、だがこれは思えば昨日のネタにすべきであった。何が何やらわからぬ方は是非「フランシーヌの場合」でググっていただきたい)としているものだから、大いにありうる。大体にしてこの貴重な6日間の休みだってCoilだThrobbing GristleだThe Fallだ、とかやっていたらもう終わってしまっていた。

人間もしかしたら30歳を過ぎると自動的に加速がつくように何か人生にプログラムされているのかも知れない。20代は結構ああだこうだやって、まあ、あっという間と言えばあっという間だったが何だか長かった。しかし30代に入ってからのスピードたるや、最早私にはついていけそうにない。しかしそれでも生きていくからには、そのスピードに必死で食い下がって、ぶら下がってでも良いから追いついて生きていくしかないのである。

でも過度にスピードを求めすぎると阿部薫間章のようになってしまうのではないか、いくら彼等の享年を過ぎたとは言え、という危惧もあるので、もう30代ならではの開き直りで悠然と、あくせく動き回り不幸自慢大会を繰り広げる同年代の人間に唾棄しながら、自分のスピードで過ごしていく方が逆に2000年代の30代に求められているのかも知れない、という思いもある。なかなか生きるスピードってのは人それぞれに違うものではあるけれども、30代になってくるとペースを見失いそうになったりするものである。だって加速するようにプログラムされているはずなのだから。

しかし、そんなこんなで己のペースで生きよう、スピードはそんなに求めずに、とたった今決意した私ではあるが、過日通販で申し込んだCD棚は今週の金曜日辺りに発送、とかいうとぼけたペースなのでもっとスピードアップしろやこら、とやり場のない思いで一杯である。思えばamazonに発注したThe Only OnesのアンソロジーもDiamanda Galasの新作もずれ込んで結局4月に入ってからの発送になりそうである。己のスピードは己のペースで行こうと決めたのに、通販に求めるスピードは妥協できないのだなあ、これが。

しかし人間休みだと本当に上記のような、下らない思索で1日終わってしまったりするのだから性質が悪い。ここ数日のNag3が強烈に堂々巡りを繰り返している、と感じる貴兄貴女がいたとしたら、実に鋭い。時間はあるので自分の頭の中での堂々巡りがそのままここに現れてしまっているのだからその通りなのである。まあRobbie Robertsonの「Storyville」を聴こうではないか。言わずと知れたThe Bandの彼の1991年リリースのセカンドソロアルバムである。ニューオリンズの一角をそのままタイトルにしたアルバムではあるが、だからと言ってセカンドライン炸裂の音楽になっているのか、と言えばそうではなく実にソフィスティケイテッドされた音楽が詰まっている。ファーストソロではDaniel Lanoisが手がけ、深遠な感じのアルバムになっていたように思うが、プロデューサーが違うとはいえ、このセカンドでもファーストの印象にとても近い、深い音像の音世界は相変わらずなのであった。細かいギターのリフやら高音域が印象的なベースやら広がりのある空間を作り出すシンセやら、何だか音に包まれるような安心感漂う作品である。うん、なんだか大らかでゆったりとした空間が存在するアルバムなのだな。曲もゆったりと動くメロディのナンバーばかりで聴いていて凄くホッとできる。ところで極私的には、何だか国も年代も違うのに、Deacon Blueを思い出させられたりしたりして実に不思議である。ゲストも凄く豪華でThe Neville Brothersの方々やらNeil Young、Bruce Hornsby、Garth Hudson、という辺りは納得としてもBlue Nile(!)の3人までもが参加しているのだった。

ということで大名作なのだけれどもこのLP、200円であった。世の中大変なことになってきているなあ・・・。