Adorations

2008/03/25(Tue) -W- Monthly EVENT "AOBA NU NOISE+ZU Japan Tour"@SHAFT OPEN: 19:00~25:00 TICKET: ADV:2000yen(2Drink) / DOOR:2500yen(2Drink)

Guest BAND act: ZU, にせんねんもんだい
BAND act: -W- (waikiki champions), runny stools
Guest DJ: Casin (Gift Gimmick)
DJ's: EVOL(LOVE RECORDS), Masaya Omote

よろしくです!EVOLCDもつけます、一人一人違う内容の奴を。お楽しみに!

明日からちょっと不本意ながら家を空けます。しかし更新はしますので、よろしくお願いいたします。

何だかamazonで自分が欲しいもののリストが大公開されてしまって、大変なことになった、というニュースを読んだ。問題はまあ、メモ程度、みたいな感覚で欲しいものをネット上にアップしていたのに気がつくと全体に大公開になってしまっていた、しかも中には本名とか所属先とか普通に明記していた人もいて、そのまま大公開になってしまっていた、ということらしい。何か記事で「新聞社の幹部が『ハリー・ポッター』を欲しがっていた」ってあったけど、それ別に良いじゃん!!とか思うのだが。まあ、問題はそこではないのだろう。

ネットって身近な人とのやり取りの延長線上でどうしても考えがちである。でも、気がつくと思いっ切り広範囲の人々と繋がってしまうこともある、というところが良くも悪くも特徴なのであろう。上記のamazonもお友達とかに「自分こういうの欲しいんだけど」とかそういうのを公開しておけばプレゼントとか贈る際に便利、というのがもともとの意義だったようだが、どうもそれだけではすまなかったのだなあ。

まあ、それはひとまず置いておいて、私も結構amazonを利用するのだが、そのような機能があることに気づいてすらいなかった、という方が問題なのかも知れない。昨日のNag3では、PC関係で自分、こんなこともできるようになるなんて、とか書いておきながら燈台もと暗し、である。でも利用してみたところで私にamazon経由でプレゼントをくれる方々など、2人くらいしか思いつかないし、しかも自分の世界(主にBob DylanとかNeil Youngとか)を私に紹介したい、とかそういう思いでもってプレゼントを贈ってくるような方々ばかりなので結局意味はないのかも知れない、と思った。

しかも私の場合そういうリストを作成したところで全く違うものを実際に買ったりすることの方が圧倒的に多いであろうから、うむ、意味はないな。そして上記ニュースのように困った事態にも巻き込まれないだろうな、と思うのだった。だってKilling Jokeの「Brighter Than A Thousand Suns」なんて昨日まで、もしくは店に行くまで、否もっと正確に言えば店に行ってコーナーの前に立つまで頭の中に全くなかったお買い物だったりするわけなのだから。86年のアルバムである。評判の悪いアルバムである。何だかコマーシャルになった、とかそういう論調が多かったように記憶しているし、実際『DOLL』誌の86年のワーストアルバムの中にも選ばれていたように思う。Gene Loves Jezebelとかも選ばれていたが、よくもまあそういうどうでも良いことを私も覚えているものだ、と半ば呆れている。しかしこの当時とは違う、Chris Kimseyによるミックスの、もともとのミックスの方を採用したこのCDエディションは、悪くはない。というか寧ろ良い。というか当時だって私はこのアルバムが好きだった。それは今でも変わらない。初期のKJと言えば何だか絶叫紛れのヴォーカルに異常にハイテンションなブルンディ・ビートを取り入れたどっかんどっかんのドラムスに、ぶっといベースに、切り裂きギター、という展開だったわけである。それはもう、何よりも格好良い。しかしこの作品では実はロマンティストなんですよ、的な側面が前面に出ているように感じられる。シンセとかもでっかく入ってるし、曲構成もかなりドラマティックだったりして、初期のむっちゃくちゃな勢いは確かにないけれども、それでも強靭なバンドの骨組みが嫌と言うほど感じられるしJazのヴォーカルも実は凄く美声だったんだなあ、ということを認識させられたりもする。まあKilling Joke、と聞いて連想されるような音ではないかも知れないのだが、だからと言って聴かないで済ますには勿体無いアルバムである。