Civil Twilight

2008/03/25(Tue) -W- Monthly EVENT "AOBA NU NOISE+ZU Japan Tour"@SHAFT OPEN: 19:00~25:00 TICKET: ADV:2000yen(2Drink) / DOOR:2500yen(2Drink)

Guest BAND act: ZU, にせんねんもんだい
BAND act: -W- (waikiki champions), runny stools
Guest DJ: Casin (Gift Gimmick)
DJ's: EVOL(LOVE RECORDS), Masaya Omote

よろしくです!今回は止せば良いのにEVOLもミックスCDを配布する予定です!2人組だから豪華2枚組!果たして豪華なのか、「1枚で十分だ」となるか、はたまた「1枚もいらねえ」となるかは貴兄貴女次第!ちなみに「ミックス」はされていません。多分何だかこう、仙台の「負」の部分を背負って立つ感じになっちゃいそうですが、まあ怖いもの見たさ聞きたさでお楽しみに。

最近ではこの「はてな」でもバックアップ機能がついていて、お陰で以前のように、必死こいて書く→やっとできた→どれ登録するか→クリック→「ページが表示されません」→焦る→もう一度編集画面に戻る→何も残っていない→本当に全て消えている→不貞寝、という悲劇的な事態を回避することができるようになったのは実に喜ばしい。

思えば何故このNag3が「はてな」に移行してきたかと言うと、以前使っていたlivedoorで余りにも編集の際にエラーが出まくって、いくつも闇に(勝手に)葬られてしまった文章があり、しかも結構な頻度でそういう事態が起きていたので耐え切れず、なのである。ということでもうバックアップ機能がついた以上、最早「はてな」から移行する積極的な理由はないので今後も久しくここで書きNagり続けることであろう。

しかし最近はペーパーレス化が進行して久しい。確かに紙資料は馬鹿みたいに膨大になるし、私のように整理能力が著しく欠如している人間にとっては煩わしいことこの上ないので、ある意味ありがたい。環境に対する配慮の面でも、ってそれが本当に環境に良いのかどうかは大いにクエスチョンが残るのだけれども、もっとスケールの小さな観点から行けば大層すっきりとして良いのではないか、と思うのであった。

とは言え、それも例えばPC上でデータが吹っ飛んだり、PC自体が吹っ飛んだり、という事態には対処できずそれらは何とかサルベージする方法はあれど、消えてしまうものもあるわけである。それは事故として片付けられて、意外に皆気にしないのであろうか。例えば○○日が締め切りの原稿が前日に吹っ飛んだ、となれば大事件であるけれども、しかも往々にして起きることではあろうが、この流れは多分止まらないのであろう。

そういうことを考えると、人間というのも時代を経る中で、そして技術の進歩を経る中で寛大になったものだ、とつくづく思う。一度や二度の(時に致命的な)機械の不具合を受け止めて、何とかしようとして、それでもペーパーレスの流れを止めようとかそういう感じにはならないのだから。私なぞは上でペーパーレス良いんじゃね、とか言っておきながらこういうPC上での不具合に関しては許せない、という矛盾に満ち満ちた人間であるから、何ともまだまだ人間の「寛大さに至る進化」に乗っかっていないというか何と言うか。

しかしふと思えば、携帯電話の明細だってカード利用の明細だって、一応まだ送付をお願いはしているものの、中にはPC上、携帯電話上で全部確認している人もいるだろう。そう考えると、色々な意味で証拠が残りにくい世の中なのかもな、とか思う。今から例えば100年後、自分が生きていた、という証はどのような形で残っているのだろうか。有形無形、色々後世に残すものがある人はいるだろうが、有形のものは残しづらい世の中になってきているのだろうか。いや、明細とかそういう問題ではなく。

下手に私みたいに膨大な何か「有形なもの」、黒い円盤やら銀色の比較的小さい円盤がありすぎるのも問題なのだろうけれども。The Weakerthansの「Reunion Tour」を聴く。カナダの所謂エモバンドの、4年ぶりのアルバムである。って2007年にリリースされているの知らなくて慌てて店に行ったら、ひっそりと、本当にひっそりと眠っていたのだった。実にマイペースなリリース具合であるが、しっかりと歩みは進んでいるのが感じ取れる傑作である。Propagandhiのメンバーがいる、とかそういう情報は知っていたものの私が初めて彼等の音楽と出会ったのは、カナダへ向う飛行機の中だったと思う。それは前々作の曲だったのだが、一発でノックアウトされて帰国してすぐに求めたものである。勿論前々作も前作も好きだが、思いっきりぶっ飛ばされる、疾走感溢れる泣きの曲はあれど、その他の曲が強烈に地味だなあ、という印象は拭えなかった。ここに来てこのアルバムである。何だかスケールアップされていて、疾走感溢れる曲も、ゆったりしたナンバーも、全く同等の迫力でもって聴かせる作品になっている。何だかひ弱な感じがしていたのが、異常にビルドアップされた音になっており、更にメロディも研ぎ澄まされていて、久しくエモっぽい音楽は聴いていなかった私であるが一発でやられてしまったのだった。まあ、元々エモっぽい、とか言われてはいたもののペダル・スティールやら鍵盤やら打ち込みやらも駆使していたバンドだけに、今作ではその意欲的な取り組みが見事に成就したのかも知れない。また当分リリースはないかも知れないけれども、じっくりと良いアルバムを届けて欲しいなあ、というバンドである。