Amerykahn Promise

2008/03/25(Tue) -W- Monthly EVENT "AOBA NU NOISE+ZU Japan Tour"@SHAFT OPEN: 19:00~25:00 TICKET: ADV:2000yen(2Drink) / DOOR:2500yen(2Drink)

Guest BAND act: ZU, にせんねんもんだい
BAND act: -W- (waikiki champions), runny stools
Guest DJ: Casin (Gift Gimmick)
DJ's: EVOL(LOVE RECORDS), Masaya Omote

よろしくです!EVOLのCDも付きますので是非!

My Bloody Valentineフジロックで来日するのか。凄いなあ・・・。と思いきやサマーソニックにはThe Jesus And Mary Chainが来るのか・・・。今、私は確か33歳で、もう社会人なのだけれども、どうしても何だかこういう情報を聞くと、今は一体何年なのだ、俺は何歳だ?まだ中学生だっけ?高校生だっけ?という気になってくるものである。もう時間軸がぐちゃぐちゃになりそうである。

MBVは一応現役だし、ジーザスは再結成して順調らしいのでライヴはとても良いだろうなあ。でも単体ライヴはないかな、The Cureも去年単体なかったから無理だろうなあ、という寂しい気持ちになる。フェスのお陰で見たいライヴを見る機会が減ってしまったような。ジーザスとかMBVだったら東京まで見に行っても良いなあ、と思うのだけれどもフェス、と聞くと途端にちょっとなあ、としり込みしてしまうってのは、やっぱり保守的な人間なのだろうか。

しかしMBVとかジーザスとか初めて聴いてからもう余裕で20年くらいになるのだが、いまだにこの2つのバンド名聞くと何だか、ぶわーっと何ともいえない気持ちが盛り上がってくるのには驚いた。20年前にはこんな風な大人になっているとは夢にも思っていなかったけれども、当時こういうバンドのレコード聴いて、何だかよくわからないけれどもワクワクしていた気持ちがいまだに甦ってくる、なんてことも夢にも思っていなかったものだ。なかなか当時何をしていたか、なんてことはほぼ90%以上忘れているのだけれども、こういう気持ちみたいなのは覚えている、って人間って不思議だ。

それとも単に私が不思議な生き物、ってことなのか。Erykah Baduの「New Amerykah, Part One: 4th World War」を聴く。今までアルバムとか聴いたことなかったのだが、今作は何故か凄く私の心をノックしてきたのであった。Roy AyersやらMadlibやらがプロデュース、というだけでも何だか大変なことになっているのだけれどもそれ以上に内容が凄く大変だ。まずとにかく、色んな音が目まぐるしく入っている。何ら曲の進行、展開と関係なく様々なノイズのようなものやら楽器の音が後の方で飛び交っている。タイトル通りかなりコンセプチュアルな作品のようであるが、そこら辺もこの(ジャケ通りと言えばジャケ通りの)混沌とした感じに関係しているのだろうか。しかしErykah嬢のヴォーカルや上モノはあくまで抑制が効いていて、凄く涼やかである。その対比が凄く面白いし、ビートも強靭でしっかりとしているから、何だかごちゃごちゃ、のままに終わっていないのである。ところで何だかこの作品は既に賛否両論のようであって、声を活かしきれていない、とかそういう意見も目にしたのであるが、この抑えた感じの声がそれこそとてもソウルフルに聴こえるのだけれども。またサックスに合わせて歌うラインなぞ、思わずRobert Wyattか、とか思ったりもした。まあ全く的外れなのかも知れないし、彼女の声が抑えられているかも知れないけれども、逆に多面性が際立っているように感じた。ギターでThe Mars VoltaOmarさんが参加しているのだけれども、効果音のような感じで、あくまでErykah Baduの音楽の一部にしかなっていないところに逆に両者の凄味を感じたりもしたのだった。とか淡々と書いておりますが、かなりのへヴィ・ローテーション中であります。