Coming Home

(で、こちらは3月2日に書いた、3月2日の更新分です)

2008/03/25(Tue) -W- Monthly EVENT "AOBA NU NOISE+ZU Japan Tour"@SHAFT OPEN: 19:00~25:00 TICKET: ADV:2000yen(2Drink) / DOOR:2500yen(2Drink)

Guest BAND act: ZU, にせんねんもんだい
BAND act: -W- (waikiki champions), runny stools
Guest DJ: Casin (Gift Gimmick)
DJ's: EVOL(LOVE RECORDS), Masaya Omote

よろしくです!

外耳炎と診断される前から、何だか耳の中が「かぽかぽ」言っているように感じられる時があったのだが、それはいまだに続いている。

それがどんな感じで「かぽかぽ」言っているのか、と言えば鶏の軟骨の唐揚げを食べた時の感触に近い勢いである。軟骨食べている時は幸せ一杯であるからとくに感じないかも知れないが、意外に自分の体内、というか耳の中で感じられると、結構不愉快なものである。

それはそれとして、ここ最近良く顔の右半分、というか目の周りが何かピクピク動いたりするときがある。瞼の辺りとか。これもよくある、と言えばよくあるのだけれども、実に不愉快なものである。

何か体内に何かが蠢いているような感覚である。そうだな、小さな虫が耳の中で動いていたり、目の周りの中で蠢いていたりするような。全く自分の意思とは関係ないところで勝手に動かれているから、これはそうだ、私の中に何かがいてそいつらが結構元気に最近動いているからこんなことになっているのだな。

今まで腹の虫くらいしか感じたことはなく、しかもせいぜいよく鳴くな、的な認識でしかいなかったから新たな虫の出現に戦々恐々とする日々である。一体こいつらはどうやれば追い払うことができるのであろうか。去れ、と念じてもなかなか去ってくれないのでなかなかにウザイ連中である。

多分あれだろうな、一週間くらい温泉旅行とか出かけたらすぐにでも去ってくれるようなものなんだろうな、こいつらは。とか書いているうちにも耳のおくでかぽかぽ、とか目の周りでぴくぴく、とか結構活発に動いているので実に閉口ものだ。同じように虫に悩まされている人々がいらっしゃったら、共同作業で駆除したいものである。

Lizz Wrightの「The Orchard」を聴く。寡聞にして今まで私はこのお方を存じ上げておりませんでしたが、サードアルバムである。凄く良いではないか。一応ジャズヴォーカルコーナーに置いてあるし、レーベルもVerveではあるが、思いっきり裏には「File Under: Pop」とか書いてある。要はそういうことで、今作にはCalexicoががっつり参加している。何と言うか、どっしりと地に足の着いた歌もののアルバムである。トラディショナルナンバーかと思えそうな曲やら、ブルージーな、なんかむせび泣く、という表現がぴったり来るような曲やら、ペダルスティールのフィーチャーされたカントリー風味濃厚な曲まで、どの曲もどっしりとしており、スケールが大きく、そして美しい。Led Zeppelinのカヴァーもあるが、それすらしっかりとLizz色の音楽になっている。そうだな、彼女の声は誰かに近いな、と思いながらずーっと聴いていたのだが、K.D. Langに近い、凛とした歌声である。ジャズ(と思われる)レーベルだけど必ずしも音楽はそうではない、という点から行くとCassandra WillsonとかNorah JonesとかMadeleine Peyrouxとか、勝手に私がそう思い込んでいるだけなのだけれども、そういう女性シンガー達がいるが、Cassandraほど重厚ではなく、かといってNorahとかMadeleineとか程ライトな感じでもなく、強いて言えばCowboy JunkiesとかTracy Chapmanとか、そういった名前が頭の中を去来するようなアルバムである。かなりのリピート回数であるが、一向に飽きないんだな、これ。