The Weight Of The Straw

昨日は激タイトスケジュールだったのと、2日連続で痛飲してしまったので更新できませんでした。

そう、お酒を飲んで具合が悪くなることは最近減ったのだけれども(注:依然としてあることはあるのだが)、すぐに眠くなるようになったのはいつからであろうか。まあ、そもそも飲まなくても眠い眠い言っているような人間である私だから、当然と言えば当然なのであるけれども。

否、10年くらい前は結構夜の深い時間まで飲んでいても全然ノープロブレムだったものだ。しかし最近は日付が変わるともう眠くて眠くてしょうがない、という感じである。私の場合酒に飲まれる、というよりは眠気に飲まれてしまう、のである多分。眠気に飲まれているところに酒が絡んできて色々めんどくさいことになるのだ多分。酒を飲んで眠い、のではなく、眠いところに酒を飲んだりするから色々めんどくさいことになるのだ多分。

という風に素面の時には色々分析して気をつけなきゃ、と思うのだが酒飲み始めるともう何にも関係ないぜ、的な勢いになってしまってダメだ。まあ、それでもこの土日の飲酒では別に変になることはなかったので、何かある程度自信がついたりした。これからもなるべく自重しつつ飲酒したいところである。

まあたまには自分を盛り上げてやりたくもなるわけである、別に誰も誉めてくれないから。Idaの「Lovers Prayers」を聴く。Idaの旧作も結構聴いていたのだが、何かあまりのめり込めなかったりした自分である。悪くはない。寧ろ良い。しかし何かもう一声欲しいなあ、と個人的には思っていたのであった。だから今作もちょっと前に出たのにやっと最近聴いたのである。そうなのだ、なんかどこか淡々として引いている感じがちょっと私としてはアレだったのかも知れない、と今作を聴いて思った。今作はそういうところが減り、何だかこう音が強くなっているように感じる。なんかどしっとしているような。それは別にThe BandのLevon Helmが参加してるから、とか彼のスタジオで録音したから、とかMichael Hurleyが参加しているから、とかそういうルーツロック的な要素が強まったから、ということだけではないと思う。何よりも最大のポイントである男女のヴォーカルも相変わらず穏やかで優しいのだけれども、どこか凄味を感じさせるような毅然とした感じで聴こえる。そして勿論変わらぬ美しいメロディはしっかりと健在で、スケールが大きくなった演奏と相乗効果で、まさにタイトル通りの凄くロマンティックな世界を作り上げている。今まですみませんでした、と反省させられる快作である。