Music Is The Healing Force Of The Universe

(今回のNag3は2月1日に書いたものの、アップできなかったので2月2日にアップしております)

実は最近自分の好きな食べ物リストが更新されて、餃子が一気にランクイン、餃子って本当に美味しいですよね。

というネタを書こうと思ってあっためていたらこんな世の中になってしまったのでちょっと自粛した方が良いかと。しかし何事もタイミングが大事なのだなあ、と痛感させられた。これからはパッと思いついたらパッと書く、みたいなスタンスで行かなければならないなあ、と。

でも結局餃子が好きだ、とかそういう下らんネタなわけで(相も変わらず)お蔵入りさせておいて良かったのかも知れない。しかし今回の事件はそんな私の大好きな食べ物に農薬が、という下手すりゃ私にも害が及びかねない話なので、憤りまくっているのであった。幸いにして問題の冷凍餃子には手を出してはいなかったのだが、やっぱり今後もこういうことあるのかなあ、と思うと何を喰えってんだ、とまたしても憤る私なのであった。

で、憤ってAlbert Aylerの「Nuits De La Fondation Maeght」を聴く。1970年、彼の謎の死の4ヶ月前にフランスで録音されたライヴアルバムである。アナログでは2枚なのだが今では2in1のCDが出ているのですね。私はアナログで持っているのでとっかえひっかえ聴いていた。何だかラストレコーディング、ということなのだがそんな悲壮な気持ちで聴くことが許されないような、凄くエネルギッシュなライヴである。あんまりフリー、という感じではないのだが、それでもインプロに突入した時の彼のサックスの音色は凄まじく、ぶっ飛ばされそうなくらいパワフルである。ドラムの豪快な感じも含めて何か外へ外へと向っていくパワーがこのライヴ盤からは強く感じられ、それが実に痛快なのである。決して難しくなくフィジカルなのである。身体が素直に反応できる、というか。そして女性ヴォーカリストも参加してのスピリチュアルなヴォーカルナンバーなどはゾクッとするくらい美しい。何だか今日はぼろぼろに疲れて帰ってきたのだがシャキッとさせられる、そういう音楽である。