No Way Out

次の日曜日です!

2008/01/27(SUN) -W- Monthly EVENT "AOBA NU NOISE"@SHAFT OPEN: 19:00~25:00 TICKET: ADV:1500yen(2Drink) / DOOR:2000yen(2Drink)

GUEST ACT: DJ SHINYA TAKATORI  BAND act: -W- (waikiki champions), runny stools
DJ's: EVOL(LOVE RECORDS),TASHI-ROCK (AFTER DARK),drop (Leaf & Villain), FUTURE

EVOL相棒のトム氏と電話でミーティング。しかし結果的にEarthとLove Is Allと三上寛の話で終わり何も決まらず。でもいつもこんな感じなので、いつもどおり、という感じでやりたいと思います。

ところでCDを買ったら「言葉にできない想いを・・・ うたギフト」なる広告の紙が入っていたのだった。

なんでも、レコード会社直営のサイトから曲を購入して、メッセージをつけて送ることができる、というイキなサーヴィスのようである。そういう世界にはてんで疎い私なので、「着メロ」とか「ダウンロード」とか「曲単位で購入」とか「配信限定リリース」とかいう言葉を見るだけで、まるでギリシャ語でも読んでいるような気持ちになったりするのだが、これ、結構みんなやっているのだろうか。

でも何かこれは昔、自分の想いを込めたテープ(って多分途中から「自分が聴かせたい曲」「盛り上がる曲」に変わっていって本来の目的を見失ったものになった筈である・・・って私だけ?)をせっせこ作っていた諸氏にとっては、形を変えただけであって基本は同じことなのだろうと思う。文明は進化すれど、人間の営みは変わりえぬわけである。上記のテープ話でドキッとしたり、赤面したり、という方は注目すべきものなのではないだろうか。

しかし問題はその広告の紙が入っていた「買ったCD」ってのが恒松正敏グループの「欲望のオブジェ」だったりするところだろうか。どんな人にこの想いを・・・。これは元Friction、元E.D.P.S.のギタリストで、美術家としても活動する彼のトリオ編成での新作である。ドラムがZeni-Gevaの人だったりするところが痺れるのだが、これがエラク格好良い、まさにロックンロールアルバムになっているのだった。何と言うかハードロック、とかいう言葉のイメージからはハミ出してしまうような感じの音楽である。しかし、基本が切っ先鋭いギターにドカドカのベースとドラムなのだから、当たらずとも遠からず、であろうか。そこに恒松氏のぶっきらぼうなヴォーカルが時に歌い時にシャウトし、上手、とは言えないヴォーカルなのだけれどもこの音の速度と見事に拮抗する、勢い溢れる世界を作り上げている。しかし意外に細やかな展開、アレンジの楽曲もあったり、勝井祐二が参加していたり(あまり興味はないが)、と単なる豪快なロックンロール、で括れない豊かな仕上がりになっているのが感動的である。まあ、荒っぽいドライヴ感がこのアルバムの中心なのだろうけれども。このジャッキジャキのギターのリフの強度たるや近年稀に見る感じで多いに興奮させられるのであった。この想いを誰かに・・・。