Suffer To Sing The Blues

告知です。次の日曜日です。

2008/01/27(SUN) -W- Monthly EVENT "AOBA NU NOISE"@SHAFT OPEN: 19:00~25:00 TICKET: ADV:1500yen(2Drink) / DOOR:2000yen(2Drink)

GUEST ACT: DJ SHINYA TAKATORI  BAND act: -W- (waikiki champions), runny stools
DJ's: EVOL(LOVE RECORDS),TASHI-ROCK (AFTER DARK),drop (Leaf & Villain), FUTURE

あの平日のカオスイヴェントが日曜日に移動して新年一発目です。まあ、EVOLはですね、相変わらずの何だかヒドイ感じでやりたいところです。

ところでセンター試験も終わって大学受験シーズンがスタートしたわけだが、果たしてその頃自分の状況はどんな感じだったかなあ、どんな風に勉強してたかな、とか色々記憶を手繰っていってみたりしたのだが。

覚えていない。Joy Division言うところの「I Remember Nothing」である。

逆に当時の記憶としては、センター試験前の日には雪だなーとか思いつつ外を見ながらKilling JokeLaugh? I Nearly Bought One!聴いてた、とかセンター試験終わった次の日は、当時何故か初期4ADレーベルが自分の中であっつかったこともあってModern EnglishAfter the Snow買いに行った、とか私大受験が終わってその足で、予約してたThe Wedding Presentの「Hit Parade 2」Hit Parade 2の初回限定スタジオライヴ盤付き買いに行った、とかしか覚えていない。あとセンター試験の時に昼飯食いながらNeil Youngの「Harvest Moon」Harvest Moonウォークマンで聴いてた、とか。

ならば国公立大の受験の時の記憶は、と言えばGalaxie 500の「This Is Our Music」This Is Our Musicウォークマンで聴いてた、とか試験が終わってSaint Etienneの「So Tough」So ToughPavementの「Watery, Domestic」Watery, Domestic買った、とかしか覚えていない。というかそっちの方は過剰なまでに詳細に覚えているのに、他のことは何にも覚えていない。

でもまあ、逆に言えば私にとって大事なことはしっかり覚えている、ということであるのでまあ良いではないか。今に関係があるのはこういうことなのだ。4ADレーベルが大事な存在になった、とかそういうことの方が他の物事よりも確実に93年の初頭を象徴しているのである。ってさすがにもうこの時期までで頭のCPU使い果たしてしまったのか、最近記憶力が微妙に減退しているような気がしてならない。勿論、こっち方面での記憶力の話なので、結構深刻な気がするがまた修練して、頭の中を整理していきたいところである。

ところで、2008年初頭の気分はどんな感じなのか。David Brombergのアルバムを聴いている。Bob Dylanのバックでギターを弾いたりして一躍注目を浴びるようになったらしい彼のファーストアルバム、1972年のアルバムである。ライヴ録音とスタジオ録音が収められているが、基本的にはブルーズっぽい、カントリーっぽい、そして何よりもフォークっぽい、そういういかにもシンガーソングライターのアルバム、という空気のアルバムである。私がその空気を誤解していなければそう言える。トラッドナンバーも織り交ぜつつ、そして若干のルーズな感じもあって実にリラックスした楽しいアルバムである。ちなみにGeorge Harrisonとの共作曲もあり、彼も参加している。Bob Dylanも参加している。両者ともクレジットはないのだが、そういう方々のバックアップも含めて何だか凄く伸び伸びと好きなことやってます、的な感じが凄く良いのである。しっかりと肩の力が抜けた音楽というのはなかなかないかも知れないのだが、このデビュー盤ではその稀有な例を聴くことができる。でもそんな空気の中で1曲だけギター弾き語りの異常に静謐なトラッドナンバー「Mississippi Blues」があって、それがまたたまらないのである。