Talk Talk Talk

2008年もよろしくお願いいたします。喪中なのであっさりとご挨拶を。今年は良い年になると良いなあ、と切に願います、個人的に。

2007年にリリースされたCDでは、どんな10枚が良かったのか考えてみる。

Feist "The Reminder"The Reminder
Bruce Springsteen "Magic"Magic
Maher Shalal Hash Baz "L'Autre Gap"他の岬
Robert Wyatt "Comicopera"Comicopera
Wilco "Sky Blue Sky"Sky Blue Sky
Beirut "The Flying Club Cup"ザ・フライング・クラブ・カップ
Akron / Family "Love Is Simple"Love Is Simple
Harry Hosono And The World Shyness "Flying Saucer 1947"FLYING SAUCER 1947
Jamie T "Panic Prevention"Panic Prevention
Dip "Feu Follet"feu follet(フ フォレ)

まあ勿論これ以外にも色々ありすぎるくらいあるわけで、KylieだのMacy GrayだのRilo Kileyだの坂本龍一関係だのKTLだのDinosaur Jr.だのSiouxsieだのRicardo VillalobosだのRyan AdamsだのJoss StoneだのAmy WinehouseだのVon SudenfedだのShellacだのLoudon Wainwright IIIだのJoe HenryだのBurialだのJack PenateだのThe ChillだのMavis Staplesだの木村カエラだのRy CooderだのDamon And NaomiだのSteve JansenだのThe Autumn DefenseだのSir Richard BishopだのThrobbing GristleだのThe Viewだの230 DivisaderoだのAngels Of LightだのSondre LercheだのCoaltar Of The DeepersだのThe Red Krayola With Art And LanguageだのLucky SoulだのKelly WillisだのThe Durutti Columnだの2007年も良い音楽との出会いには事欠かなかった1年であった。

しかし昨年一番聴いたのは多分Love Is Allの「Nine Times That Same Song」である。ということで新年を迎えても聴いていた。7インチのみの「Nothing To Be Done」というThe Pastelsの名曲カヴァーに爆発してしまって勢いでアルバムを入手して、かなりやられたのであった。スウェーデンの男女ヴォーカルでディスコとパンクが混ざったような音楽のバンドであるが、元Girlfrendoのメンバーもいる、ということでかなり曲の出来がキャッチーでインパクトがある。加えて全体的にがっしゃがしゃな音質で、これを小奇麗なサウンドでやられていたら絶対に魅力も半減、パワーも半減だっただろうなあ、と思う。とにかく何だか渾然一体になったようなこちらに特攻してくるような勢いがあって、頼もしいこと限りない。そしてどの曲に於いてもサックスが良い感じでブロウしていて、そんでベースがかなりの確率でディスコ風なノリで、その組み合わせのせいでどこかで聴いたことあるような感じなのにやっぱり全然こんな感じのはないかもな、と思わせられるそういうギリギリのところが素晴らしいのであった。俺まだまだロックンロールが大好きです、と宣言したくなるような、そういう痛快極まりない大傑作。