New Old Church

年末もよろしく!

Harlem Shuffle Vol.5@ Club SHAFT 2007.12.28.(Fri)22:00〜 Adv \2000(1D) Door \2500(1D)
Guest DJ:高橋孝博 ( Halfby )
DJs:Takashi Tamayama, tdsgk, Kenji Maesawa

で、もう一発!

AOBA城炎上@Club SHAFT 2007.12.29 (Sat) 21:00〜 Adv \3000(1D) Door \3500(1D)
GUEST LIVE:イルリメ
BAND: -W-、runny stools、ラファエルクルー他
DJ:DJ CASIN(forest lounge records/gift gimmick), DJ G-CO(gift gimmick), DJ HAMA(banyan pro/gift gimmick), tdsgk

よろしくお願いいたします。

そういえば今こうキーボードを打っていて気がついたのだが、今私が使用しているPCはもう3年目になるのだが、全く故障していない。前のPCは3年ちょっとでHDを3回交換したり、電源関係のトラブルがあったり、と異常なくらい故障の連続でPCなんてファックオフ、という気分にさせられたというのに。だから今はPCって実は結構頑張りやなんじゃないか、とこのヒューレット・パッカード社製のを使いつつ感じているのだ。

どうも私の場合初体験がよろしくないらしい、機械関係だと。思えば20年くらい前に初めてミニコンポなるものを使い始めた時も故障続きで2年程度しかもたなかったが、その後のコンポはいまだに使っているから、約20年くらい使っているわけだ。

車だって最初の車は交差点で突然止まるわ、窓が上がらなくなるわ、ブレーキを踏めばウィンカーが消えるわ、冷却水は漏れているわけではないのにすぐになくなるわ、夏になってエアコンをつければ異常に水温は上がるわ、で大体5年くらいしか乗れなかったものであるが、今の我が愛車は8年目を迎え、既に11万キロを超えているが快調である。

まずは最初に私はビビらせられるようにできているのだろうか、こういう機械ものに。もしくは単に運が悪くてハズレのものを使っていただけ、とか。いずれにせよ、最初に酷い経験をしてしまえば、その後の2代目では「こんなに便利でこんなに楽なのね!」的な幸せな気持ちになれるわけだから、人生禍福はあざなえる縄の如し、ということなのだろうか。

Dipの「Feu Follet」を聴く。メンバーチェンジを経ての新作である。ここ最近の作品も力作揃いでバンドは快調なのだろうなあ、とか思っていたらメンバーチェンジだったので、果たしてどうなるのだろうか、とちょっと不安であったが、いやこれは凄い傑作なのではないか。否、傑作である。なんかこう、物凄く新鮮な感じがするのである。しかしそれでいて、そうそうこれこれ、みたいな不思議な安心感も同時に感じさせてくれるから実に不思議なのであるが、それはつまりバンドが前進している、ということの表れなのではないだろうか、とか思うのだった。インストナンバーもバランスよく配置され、とくにタイトル曲は変拍子で10分、という下手すりゃ拷問になってしまいそうな感じなのに、ぐいぐいとこちらを引き寄せてくる不思議なナンバーであって舌を巻く。そして相変わらずの唄入りではヤマジ氏の鼻歌のようなメロディがより研ぎ澄まされ、時には、泣きすぎだろー、みたいなセンティメンタルなメロディにまで昇華しているわけだから継続は力なり、なのかも知れない。言葉遊びも面白いし。しかしやっぱり今作でも唸りを上げるギターが印象的ではあるが、それを支えるバンドの音がしっかりと絡んでいて、実に有機的である。それでいて決してウェットにはならずに乾ききっているなんて、いやー、今年も終わり近くになって本当に良いアルバムに出会えたなあ、としみじみ嬉しくなるのであった。