L-O-V-E

年末もよろしく!

Harlem Shuffle Vol.5@ Club SHAFT 2007.12.28.(Fri)22:00〜 Adv \2000(1D) Door \2500(1D)
Guest DJ:高橋孝博 ( Halfby )
DJs:Takashi Tamayama, tdsgk, Kenji Maesawa

で、もう一発!

AOBA城炎上@Club SHAFT 2007.12.29 (Sat) 21:00〜 Adv \3000(1D) Door \3500(1D)
GUEST LIVE:イルリメ
BAND: -W-、runny stools、ラファエルクルー他
DJ:DJ CASIN(forest lounge records/gift gimmick), DJ G-CO(gift gimmick), DJ HAMA(banyan pro/gift gimmick), tdsgk

忘年会だね。皆さん飲みましょう!

髪を切ったのである。私の場合髪を切るということが年に3,4回しかないので、最早一大イヴェントなわけである。

約3ヶ月以上伸ばした髪の毛を切った時のダイナミズムと言ったら他に類を見ないくらい凄いものである。何せ美容院の床には人間1人ぶんくらいの髪の毛が散乱することになるわけであるし。しかも今回は何故か今までになく髪を切られてしまい、こんなに短くなったのは、多分22年ぶりくらい、と言い切れるほどの短さになってしまった。前髪は何処へ、と言う感じである。

まず風がとても寒く感じられるのだが、それ以上に髪を切った私を見た人々のリアクションが、皆一様に俄かには信じられない、もしくは結構ショッキングなものを見た、というようなものばかりなのでそんなに衝撃的なものなのか、と訝しく思ったりするのだが、まあ3ヶ月くらい見慣れていたものが突然変化する、というのは確かにビックリであろう。

しかし大体にして、単に髪の毛を切ったくらいでこれくらいのリアクションを受けるのだからして、往年のDavid Bowieの変わりっぷり(魅せられし変容って奴か)は、本当に物凄く衝撃だったのだろうなあ、と思いを馳せる。Momusが影響を受けた人物として「僕等世代のイギリス人にとって、それはDavid Bowie以外ありえない」という発言をしていたのも、リアルタイムでなければましてやイギリス人でもない私としては、フーン、的な感じであったものの、今にして何となくつかめるような気がしてくるものである。チュチュチュチュチュチェインジズ。

変わり続けることを己に課し続けることは確かに大変なことだったろうなあ、と髪の毛を切ったくらいでBowieの気持ちがわかったようになりながら(単に妄想、というか思い込みなのだが)Al Greenの「Al Green Is Love」を聴く。8枚目のアルバムである。タイトルが良いです「Al Greenは愛」。こういう風に言い切りたいものである。まあ、それは置いておいて。突然こういうものが聴きたくなる時というのはあるもので、Al Greenは何枚か聴いていたが、このアルバムを聴くのは初めてである。ずーっとほぼ一貫して「愛」がテーマのような牧師兼歌手の彼であるが、このアルバムはプロダクションも含めて結構こってり目の「愛」を感じる。女性ヴォーカルとの絡みと彼のファルセットのシャウトとかそういう濃ゆい展開のナンバーが多く、何かこう、こちらも無意識に高まりを感じるのであった。リズム隊の尖がったところは結構今作に於いては抑えられていて、その分どこかまったりとした感じが強いが、それが決して嫌味ではない。寧ろもっとまったりとしたい、とか思えるから人間の欲望は天井知らず、というか、もしかしたらそういうことも意図してこのサウンド作りだったら物凄いトータルアルバムだなあ、とか思ったがそれは多分妄想である。Orange Juiceがカヴァーして(バックヴォーカルはScritti PolittiのGreenだったなあ)いた名曲(とか偉そうに書いているが、当然ながらそのヴァージョンで初めて聴いたのだった、私は)も入っているし、とっつきやすいアルバムだなあ、と思うと同時にこういうのも聴いて楽しめるようになったか、と自分自身に対しても不思議な気持ちを抱かせてくれるアルバム。