Looking For Atlantis

来週火曜日です。

-W- Monthly EVENT  "AOBA NU NOISE"  2007/11/27(tue) SHAFT OPEN: 19:00~25:00 TICKET: ADV:1500yen(2Drink) / DOOR:2000yen(2Drink)

GUEST ACT:DJ ぷりぷり (TOKYO aka ぷりぷりTV) BAND act:-W- (waikiki champions) , runny stools
DJ's:EVOL(LOVE RECORDS), TASHI-ROCK (AFTER DARK), MASAYA OMOTE (SOLNOA), drop (Leaf & Villain)

今回は、なんかニューウェーヴのりのファンクのりの、って指令が。

しかしこんなに急に寒くなって、勤労感謝の日を迎えずに雪が降ったりして、我が家の前の大きな橋はもうノロノロ運転orストップな状態になっていて大変である。

今年の夏は暑かったものであるが、今年の冬は激烈な勢いでやって来ている。もう少し徐々に、グラデーションのように季節というものは移り変わっていくものだとばかり思っていたが、いつの間にかバシバシと、フランスの国旗の如くくっきりはっきりと色の境目ができるようになっていたのであろうか。

とか余裕かまして書いているのは、先日エアコンの掃除をしてとりあえずは暖かく過ごせるし、タイヤだって、この間交換しようと思ったら溝がなくなりつつあって想定外の大出費かまして買って装着したばかりだから、スタート的にはなかなか良い感じで冬を迎えつつあるからだろう。たまにはこういう、いつもはドタバタな私ではあるが、余裕綽々、準備万端でことに臨むことだってあるんだぜ。

とどこに対してだかわからないアピールをしたところでPrefab Sproutの「Jordan: The Come Back」を聴いたりしていたのだ今日は。90年リリースの5枚目である。リリース当時から愛聴しているからかれこれ17年以上聴いているのだが、未だに新鮮に響くのだから恐れ入る。一応バンドではあるものの、最早バンドサウンドやねえ、と言える曲はほとんどなく、分厚いオーケストレーションやら何やらに覆われた、結構こってりしたアルバムである。稀代のメロディメイカーであるPaddy先生の才能が炸裂しまくったアルバムなわけであるから、曲の練られ具合たるやもう狂おしいくらいである。よく聴くと物凄い複雑なコードやら構成やらフレーズやらが入り組んでいるのに、全くそれをゴツゴツした形で提示することなく、するりと丸めてこちらに投げてくるような感覚がある。それって実は凄いことだよなあ、と今更ながらに感動したりさせられるのである。で、結構大作だし、ヴァラエティに富んでいるのに聴き終わった後は実に爽やかな印象が強い。こってりなのに、もたれることはなく瑞々しさが保たれた曲が多いから、逆にこってりと言うよりもあったかい、という表現の方が良いのかも知れない。Jesse Jamesに題を取った曲やら、宗教色が強かったり、と結構ふり幅はでかいけれども、歌詞にも唸らせられるし、Paddy先生のソウルとは程遠いはずのヴォーカルがとってもソウルフルに、しかも良い意味で青臭いソウルな感じに聴こえて実に不思議だ。しかも未だにワクワクさせられる、ってどんだけポップスの魔法が詰め込まれたアルバムなんだ、って話である。

でさあ、これ廃盤なんですか・・・?もうレコード会社だったら切れ目なく延々再発を繰り返すべきアルバムだと思うんだがなあ・・・。