An Air

■11月11日 (sun)「nadiff bis presents Ensemble of Rests#4」at せんだいメディアテークオープンスクエア
adv.3000yen/door.3500yen(チケット枚数限定)
14:00 open/15:00 live start
出演:GUTEVOLKLullatone/yumbo & tenniscoats/aaraki (DJ)/TDSGK (DJ)/monogram (VJ)
チケット取扱店(9月10日発売)
ローソンチケット Lコード 23663 nadiff bis(仙台メディアテーク1階)022−265−7571 HMV仙台一番町店 022-213-0321 火星の庭  022-716-5335 GANJABHANGAH 022-722-3727 store15nov  022-221-5763 ミュージック昭和(山形) 023-641-2923 action time vision(盛岡) 019-651-5485

次の日曜日です!よろしくお願いします。

何だか最近とてもお腹が空くし、何だか最近とても眠い。これは多分私だけではなく、生きとし生けるもの全てがそうなのではないか、と勝手に断定したくなるのだが、まあ、そんな日々である。

これはストレスなのか、とか若干不安になり、それがまたストレスを呼びそうな勢いになっていたところではた、と気づいた。そうか、これは冬眠の前触れなのではないか、実は。そうするとこの季節でもあるし、全てが合点が行く。なるほどそうか、冬眠の準備をしているのだ私は。

ということでストレスとかやる気の問題ではなく、単に冬眠の前段階である、ということが判明したので実に安心した。ということは11月の末辺りから寒くなった時に、引きこもりになったとしても冬眠なので仕方がない、ということになって実に好都合である。

と下らぬことを書き続けるのにもなかなか体力が必要なのである。ところで空腹感、眠気の他にも、酒が飲みたい、という強烈な欲求があるのだが、これも冬眠の前触れなのだろうか。ストレス、か・・・?

とドキドキしながらLoren Connorsの「As Roses Bow」を聴く。サブタイトルには「Collected Airs 1992-2002」とあり、文字通りこの期間の彼のコンピ参加曲やら未発表曲やらを集めたアルバムである。こないだは3枚組みでコンピが出たものであるが、今作は基本的に優しく、美しいメロディを持つナンバーばかりを集めた、実に心和むコンピである。たまに奥様のヴォーカルがほんの数曲に入る程度で、あとは彼のギターの独壇場である。「何だか妖精が降りて来たみたいにすらすらと出てきた」という曲ばかりを集めているらしいが、全編一筆書きのようなエレクトリックギターがたゆたい、フレーズが明滅するかの如くに出ては消えていくような、そういう儚い感じながらも、聴き終わった後はあったかい気持ちになれるのである、不思議なことに。灰野敬二と共演したりもするような、時にはアグレッシヴなギターを奏でる彼ながらも、このような押し付けがましくない優しさをさりげなくこちらに届けてくれるのである。多作な人だし、コンピ提供曲とかもべらぼうに多いので全てを追いかけることは不可能に等しかったのだが、こうしてここ最近コンピレーション盤Night Through: Singles and Collected Works 1976-2004が立て続けに出てくれて実に嬉しい限りである。絶対に夜に聴いた方が、そしてこれからの寒くなる季節に聴いた方が何十倍も魅力を増すような、そういう音楽がここにはあるのだ。