Grip
-W- Monthly EVENT "AOBA NU NOISE"@SHAFT
2007/10/29(mon) 19:00~25:00 TICKET: 1500yen(2drink込)
BAND act: -W-, runny stools
DJ's :EVOL(LOVE RECORDS), TASHI-ROCK (AFTER DARK), MASAYA OMOTE (SOLNOA), DROP
今月は月曜日です！よろしくです。「音厚めのブッ飛びで」という宇宙からのメッセージみたいな指令が来たので、音厚めのブッ飛びの曲をかけたいと思います。21時半からEVOLは思えば初のチーム編成でお届けします。
で、こちらも引き続きよろしくお願いいたします。
■11月11日 (sun)「nadiff bis presents Ensemble of Rests＃4」at せんだいメディアテークオープンスクエア
adv.3000yen／door.3500yen（チケット枚数限定）
14:00 open／15:00 live start
出演：GUTEVOLK／Lullatone／yumbo & tenniscoats／aaraki (DJ)／TDSGK (DJ)／monogram (VJ)
チケット取扱店（9月10日発売）
ローソンチケット Lコード 23663 nadiff bis（仙台メディアテーク1階）022−265−7571 HMV仙台一番町店 022-213-0321 火星の庭 022-716-5335 GANJABHANGAH 022-722-3727 store15nov 022-221-5763 ミュージック昭和（山形） 023-641-2923 action time vision（盛岡） 019-651-5485
よろしくです！こちらは穏やかにやるつもりです。
なかなか音楽を聴く時間が取れない日々である。
コレ聴きたいなとかコレをまた聴きなおしたい、とか色々部屋にいると思うのだが、それを実現させる時間が物理的に足りなかったりする。いやいや、こんなつまらない大人みたいなことを言いたくはないのだが、なかなかにフラストレーションのたまるものである。
しかしそのようになかなか時間が取れない、という日々になってきたらば、不思議に異常に集中して聴くようになってしまった。こんなに熱心に集中して聴くのなんて、中高時代以来なんではないか、という勢いで物凄く没頭して聴いてしまうのである。自分でも何だか不思議なのだが、逆境だと燃えるタイプなのだろうか。
と新しい自分の一面を発見したりもした。まあ、車でもあっつく聴いているのだが、さすがにSteve Jansenの「Slope」とかは運転には向かなさそうな音楽である。元JapanのドラマーにしてDavid Sylvianの実弟、私が唯一生で見たことのあるJapanメンバー（高橋幸宏のバックで）である彼の初ソロアルバムである。これが最近のDavid Sylvianに近い作風なのでやっぱり兄弟なのだなあ、と感じることができる。インストナンバーも多く入っているが、音と音の隙間具合とか、またリズムの組み方が実に不思議で、実に静謐ではあるものの動的な感じがする。そして、ヴォーカルものには兄貴とかRobert Wyattの最新作にも参加していたAnja Garbarekなどが参加しており、飽きさせないヴァラエティである。また、本人が叩くドラムとか入ってくると、あーこれだよなーこれだよ、とか変に盛り上がったりして。でも不思議なことに、どの曲も何か音の感触がどことなく可愛らしく、全体としてはポップな印象があって、それがこのアルバムのとても良いところと言えるかも知れない。たとえ抽象的な感じのナンバーであっても、深みにはまるというよりは、こちらに寄り添ってくるような、そういう優しさみたいなものが感じられたりするのだった。とかのんびり聴いていると突如ブルージーなアクースティックギターの響きのナンバーとか出てきたりして、突如覚醒させられたりもする。全曲音の組み立てが凄くバランスよく、何だか実に丁寧に練られたソロアルバムである。この兄弟はしかし、本当に音を自分のものにしてしっかりアウトプットする、ってことに長けてるよなあ・・・、と実に生意気にもしみじみとした。
