James Brown

明日です↓

お世話になってる中古CD屋、Love Recordsで来る9月23日(日)、私が1日店長を務めます。11:00〜21:00の間です。レコードCD屋のカウンターの向こう側に立つのは実に7,8年ぶりです。是非遊びに、お買い物にいらしてください。

で、もう1つ!

 -W- Monthly EVENT  "AOBA NU NOISE"@SHAFT  

2007/09/25(tue) 19:00~25:00 TICKET: 1500yen(2drink込)

BAND act: -W-, runny stools
DJ's :EVOL(LOVE RECORDS), TASHI-ROCK (AFTER DARK), MASAYA OMOTE (SOLNOA), JAZZ MASTER T (幸せ家族研究所)

どちらもよろしくです!

昨夜、ひょんなことから夜の繁華街でラーメンを食べたのである。

仙台の街には結構ラーメン屋があって、昨夜はちょっとした事情で天下一品ラーメンを食べたのであった。

ベッキーのポスターとかで御馴染みのこってり、というかドロリとした天一ラーメンの店は仙台市内には数件あるが、本店と街中のもう1つの店以外は悉く薄くて、何だか金返せとか言いたくなる具合なので、最近は街中で機会がある時にしか食べないことにしているのであった。だから久々なのである。前回国道沿いの店で憤死しそうになるくらい薄っぺらい味のを食べさせられたのが確か3ヶ月以上前だったように記憶している。

まあ、結論としてはやはり本店は美味しいねえ、ということなのだがそういう平和なエンディングに至る前に。何とこの3ヶ月の間に60円も値が上がっていて何と750円になっているのであった。まあ、それくらいの金額のラーメン屋なら他にもある。しかし実はそれ以前にも1年も経ってないうちだと思うのだが、670円から690円へと値上がりしていたのである。この異常なインフレっぷりは何なのだろうか。軍事政権下のチリかボリビアか、という感じのインフレっぷりである。このままいくと一杯1000円とか普通に突入しそうではないか。

最近食卓に身近な食物の原材料の値上がりが叫ばれていて、それがひしひしと押し寄せてきているわけである。もしかしたらその影響が天一ラーメンにじわじわと現れてきているのだろうか。必需品はどんどん値上がりして、なのに消費税も上げようとしているこういう阿呆な国にいる限り日常茶飯事、と腹を括るべきなのだろうが、そんなので良いのだろうか。万国の労働者が立ち上がる時が来たのではないか!!たかが天一、と侮っていると大変なことになってしまって軍事国家、独裁国家になってしまった、では遅いのだ!!

と無駄に大きな、しかも何だかよくわからない話になってしまったが、少なくとも天一の値上げに関してはちょっと急すぎやしないかい、という極々小さな話なのであった。だからBig Audio Dynamiteの「Megatop Phoenix」を聴く。いまだに私が、この世に存在したバンド名のかっこよさでは一、二を争う、と確信してやまない、Mick Jones(ex-The Clash)のバンド、89年リリース、4枚目のアルバムである。B.A.D.がThe Clashよりもリアルタイムの私としてはこのアルバムが最高傑作なのではないか、と思うのだがどうであろうか。そもそもが、ヒップホップ、ダンスミュージックとロックの間の垣根を取っ払う、という気合いの下にスタートしたグループなわけであるが、こうして考えてみると勿論悪くはないのだが、最初の3枚はちょっと力みすぎていたのかも知れない。まあ、その力みっぷりが実にイカしていたわけであって、そこがまたたまらないのであるが、力めば力むほど、ちょいとMick Jonesのヴォーカルの弱さが目立つ、という皮肉な結果になったりしていたのである。私はThe Clash時代も含めて彼のヴォーカルがたまらなく好きであるが。ところが、この4枚目では直前にMickが重病に罹ったり、というアクシデントの後の作品なのであるが、良い意味で力が抜けていて、すっきりとしていて、今聴いてももんのすごくかっこよい。時代的に、当然ながらアシッドハウスムーヴメントの影響やら、ドカドカのやりすぎじゃないか、って勢いのサンプリングなど、結構濃密ではあるのだが、それもサラッとこなしていて、変なバンドサウンドへのこだわりを捨ててしまったかのように、清々しいアルバムなのである。曲もポップなメロディで、Mickのヴォーカルも今作に於いては凄く自然に溶け込んでいて全く違和感はない。しかし例えばThe Blow Monkeysがそのこだわりを捨て去ってしまった「Springtime For The World」を最後に解散したのと同様、こちらのB.A.D.もMick以外の、Don Letts御大を含むメンバーが皆今作を最後に消えてしまったり、という80年代末期〜90年代初期にハウスにやられてしまったバンドの辿る運命(The Style Councilもだな・・・)を辿ってしまったのが悔やまれる。しかし、そんな最後のオリジナルB.A.D.の最後を飾るに相応しい、素晴らしいアルバムである。ってまあ、今更ではあるんですがね。