Counting Down The Days

もしかして昨日の当Nag3に於ける「ブログ」って表現、誤解を招いてしまったのでしょうか?Nag3のことではないです。色々な人のブログを見ていて、何か毎回諭すような人がいるなー、ということが発端なのでした。当Nag3に於けることに関してではないです。Nag3にコメントがついているのは大いに毎度毎度感動すること、そして毎度毎度楽しみなことなので、是非今後もよろしくお願いします。

さて、この間の土曜日にipodnanoで音楽を聴きながら電車に乗っていたら、同じ車両で同じようにnanoを使って何かを聴いている人が私の目に入るだけで6人くらいもいた。その後も街中で使っている人を8人くらい見た。数えたのかって?数えたのである。

ある土曜日の夕方の仙台市内だけでそれくらいいたわけである。多分全国規模で考えていったら大変なことになっているのだろう。最早寡占状態だなあ、ipodって。という思いもあるのだが、同じ機器を使って皆何を聴いているのだろうか、ということが気になる。こんな寡占状態でとんでもない数の人が使っているだろうに阿呆みたいな発言だが、同じ機器使っている、というだけで変な親近感が湧いたりするものである。何と言うかこう、人と人とのコミュニケーションが希薄になりがちな現代の都市生活、たまには人の温かさに触れるのも良いではないか・・・。

と本当に何だか超紋切り型な話になってしまいそうだし、もしかしたら拝み倒し系のナンパ話術みたいになってしまいそうだが、ふとした瞬間にそう思ったりしたのであった。ちなみに私はその時Judee Sillの「Dreams Come True」を聴いたりしていたのだが、あの向かいに座っていた彼は何を聴いていたのだろうか。

他の人のipodの中身って気になるものである。面白そうである。ちなみに同じ機器を使っている高校の同級生である盛岡のドント・ルック・バック、というかフリー・ホィーリンというか、な友人のnanoにはとんでもない勢いでIggy PopDavid Bowieが入っていて感動したものである。ほら、やっぱり面白いではないか。

というかこれって覗き趣味みたいなものなのか・・・?と恐ろしい思いに囚われながらもNatalie Imbrugliaの「Glorious」を聴く。オーストラリア出身の彼女のシングルコンピである。そうか、何気にキャリア10年なのだなあ。新曲が4曲も入ってるし、実はオリジナルアルバムだとちょいとダレるかもなー、という部分があったりもしたので実に嬉しいコンピ盤である。こうして新曲も含めてまとめて聴いてみると、彼女みたいに女優出身の歌手だと何か打ち込みバシバシに走りがちなものなのに、全曲しっかりとギターを筆頭に生音が心地よい(打ち込みも使ってはいるが)バンドサウンドになっていて、そこが何よりも素晴らしい。曲はしっかりとフックがあってキャッチーだし、彼女の声もとても心地よい。おきゃんな(!)部分も残しつつ実に伸びやかな彼女の声は絶対に誰でも好きなはずだと思うのだが、とかと無責任な断定を。制作陣もBen Hillierだの元Longpigs(!)のCrispin MillsHunt("Mills"だとKula Shakerですな。わけさん、ご指摘ありがとうございます!!)だの元TFFのIan Stanleyだの元Danny WilsonのGary Clarkだの元The Cure、元Johnny Hates JazzのPhil Thornallyとか、渋いがきっちりと仕事をこなす達者な方々が固めていて、なるほどそりゃー良いわ、と納得。私はTexasとかDeacon Blueとかが大好きなのだが、それと同じ理由で彼女の音楽が好きなのだろう、と自分で発見したりした。ちなみに全世界の心を鷲掴みにして号泣させた、97年の激名曲「Torn」にはやっぱり思いっ切り盛り上がらせられるなあ・・・。