Super Music Maker

ところでHMVのネット上でのショップを利用したりするのである。

基本的にはamazonを利用する私であるが、何せUK盤がかなり高かったりする。その点HMVは安かったりするので、重宝する。そして何よりアナログ盤もあるし。

しかし、このアナログ盤、って奴が問題である。しっかりとネット上にはあるのに数週間経ってから「廃盤です」とかというメールが来たりして、かなり大憤慨、ということが多々ある。あり過ぎる。

載っていなければ別にそれはそれで諦めがつくのに、何か注文できると変な期待感が生まれてしまって、それによって「廃盤メール」が届いた時の落ち込みも大きくなってしまうのである。

さっきもMark RonsonのLPが廃盤、とかいうメールが来てぬおおおお、となったのであった。こないだはこないだでRoxy Musicのリミックス盤が廃盤でのああああ、となったのであった。なければないで納得するんだからさーこちとら、という思いにもなるが、まあ大きな店だから在庫の正確な把握も大変なんだろうなあ、と同情もする人間ができた私である。と言いつつ、こないだBlind Idiot GodのCDも廃盤、って連絡が来てにああああ、となったなあ、とか思い出してしまったのであった。

まあ、CD、レコードに限らず、思わせぶりなものはいけない、変に期待を抱かせてしまうからいけない、ということなんだなあ、と結論が出たところで鈴木亜美の「Free Free」を聴く。Capsuleの奴がプロデュースしたシングルである。カジヒデキやらBuffalo DaighterやらTHCやらと「join」したアルバムがこないだの作品であったが、その延長線上にある、とでも言えるのであろうか。いやー実はCapsuleは苦手でして・・・。Perfumeは良いのですが・・・。という私であるが、過日八戸に住む我が盟友からハイテンションに私にこれを薦めるメールが来たので(しかも「PVも見たほうが良いからDVDつきで!」とか)まあ、間違いはないだろうな、と思って聴いている。なるほど、私好みではある。そしてこのブギョブギョいうベースラインはAtomizerのようだし、12インチが欲しくなるなあ、と思ったりもしているのだが、どこか納得がいかない。何故だろう、良いのにな、とか思いつつ何度も聴いてわかった。音が詰め込まれすぎなのである。既にあみーごの声はロボ声に近いところまで加工されているし、全編バックにノイズみたいなのは鳴ってるし、ビートは強烈だし、上でシンセが飛び交っているし、と何事も過剰なのである。過剰な音楽は大好きな私であるが、こういう4つ打ちの奴だったら、聴かせ所がはっきりしてる方が良いなあ、とか生意気言ってすみません。この曲の場合ベースラインとキックだけで充分聴かせ所になっているのだから(それがあみーごの声でないところが大問題な気がしないでもないが)、この過剰なシンセいらねーよな、と思ったりしたのだった。その点、カップリング曲の方はモロにDaft Punkの「Discovery」に入っていてもおかしくないような、4つ打っているキックをポイントにした曲で(やっぱりロボ声一歩手前)、こっちの方がすっきり聴けるかもなあ、とか思ってしまう私はなんだか歳とって偏屈になったのだろうか。ちなみにDVDに収録されているPVは、えー、amazonでは「セクシーな」とか言う形容がされていたが、何だか「エロい」!実に素晴らしいではないか・・・。逆にこのDVDで聴くと上記の問題の楽曲もすんなり入ってくるから不思議だ、って単に男畜生なだけか、自分・・・。次作もこの路線で、更にこなれたものを望むのであった。しかし何と言われようが、鈴木あみ、であれ鈴木亜美、であれ、可愛いなあ・・・。嗚呼やはり男畜生。