Reach

ちなみに昨日のNag3は、焼き鳥居酒屋「大吉」から帰ってきてから書いたので、イマイチ更新した記憶が曖昧だが、まあ良いや。「酔拳」みたいなものなのか、私の場合。

まあそれはそれとして、最近何だかツイてないんじゃないかなあ、と思うことが多々ある。まあ、果たしてツイている時がどのようなものなのか、と問われれば答えに窮するのは明らかなのだけれども。

何だかイケてないんだよなあ、というかシャキッとしないのだ最近。今日も今日とて立ち食い蕎麦でざる蕎麦食べて、食べ終わったからカウンターの上に置いておいたら、店のオバサンが思いっきりひっくり返しやがって、めんつゆをかけられてしまったりした。幸い黒いTシャツだったから良かったものの、なんだべなあ、と。しかしこの件に象徴されるような感じで、何だかスカッとしないのであった。

やはりアレか、無駄にセブンイレブンのくじで運を使い果たしてしまったのだろうか。できればもっと運をセーヴしておきたかったものだが・・・。

しかもさっき聴こうと思ったVinyl On Demandから送られてきたStorm Bugsのレコードは何か反ってるしさあ・・・。聴けるし、もともとが反ってるレコードが奏でるような音楽だから良いんだけどさあ・・・。ということで今私の視界の片隅では山積みのボックスセットがあり、その一番下には件のStorm Bugsのレコードが敷かれているのであった。これで直るなら苦労しないのだが。

ということで明日からは家から一歩も出ないで安全に過ごします、とか宣言したいものなのだが、そうもいかないし何より家の中で危険な目に遭ったりしそうだから、逃げ場はない、ということなのか。むーん。

しゃっきりとするためにThe Pale Fountainsの「Pacific Street」を聴く。名盤の誉高いファーストである。ことあるごとにセカンドが好きだ、と公言して憚らない私であるが、久々にこのファースト聴いたらやっぱりそれはそれで盛り上がってしまったのであった。ホーンやらストリングスやらが心地よく配置された、よく作られたアルバムである。スティールパンなどの小道具も至るところに配置され、結構ゴージャスな作りなんだなあ、と今更思ったりして。まあ、そういうサウンド作りについつい耳が奪われがちなことは確かなのであるが、やはり核になっているのは達者なソングライティングなのである。昔何かのインタヴューで「ソフトロックとかバカラックとかを熱心に聴いていたことはない」という発言があって、実に痛快だったが、そう、そうなのである。模倣でもなんでもなく自然とこうなったから、曲の強さが自ずと備わっているのである。そして全編で聴けるアクースティックギターの響きがまた実に印象的で、涼やかである。そして結構ヴァラエティ豊かなアレンジと相俟って、何度も何度も飽きずに聴けるのも凄く嬉しい。今日みたいに何もしなくても頭皮から、というか全身から汗が噴出すような馬鹿みたいに暑い日に聴くと、ちょっとホッとできる音楽である。ああ、夏向きなのかも知れない、と今更感じたりもしたりして。私が持っているCDには10曲もボーナストラックが入っていて、まあこのアルバム以前のシングルが聴けるのは大変ありがたいのだけれども、何かちょっと無粋な気がしないでもない、とか贅沢なことを言ってみたりしたくなった。と言っておいてなんだが、ごちゃごちゃ言わずに聴くのが一番良いんだがね、こういうアルバムは。