Gimme A Beat

【AOBA NU NOISE】2007.07.31 ( Tue )19:00〜 @SHAFT
ADV \1500(2D)DOOR \2000(2D)
BAND/-W-、runny stools
DJ/EVOL (LOVE RECORDS)、TASHI-ROCK.Jr (AFTER DARK)、MASAYA OMOTE (SOLNOA)

よろしくです!私は20:20頃からやる予定です。今回は私の中学時代フェスかここ1ヵ月フェスかの狭間で悩んでおります。

最近酒ばっかり飲んでいるような気がする。飲み会ならばまだ良いのだが、家で1人だとついついガンガン飲んでしまうのであった。

最近は家で1人だと、普通に缶ビール500mlくらい2,3本空けてしまう。今日も今日とて料理しながら1本、食べながら1本、トルティーヤチップスをつまみながら1本、そして〆に缶チューハイを1本、ということで約2リットルくらい普通にアルコールを消費しているのであった。勿論ビールは美味い。美味いのだが、何だかこんなに飲んでくると最早美味さを味わうためなのか、それとも「酔いたい」という謎の欲求が頭を擡げて来ているのか、いまいち、最早酩酊に近い頭では判別がし辛い。しかし明らかに日常的に摂取するアルコール量が、今までの私と比して増えているのが気にかかるところである。

酒は何ら解決ではないし、寧ろ悪い方向へと炊き付ける熱源であることも重々承知であるが、それでも何か最近アルコールを摂取したい、という欲望をかつてないほど感じるのであった。幸いにして我が家に備蓄しているアルコールものはビール程度、焼酎も多分どこかに貰い物の貰い物としていただいたものがどこかにあるはずなのだがわからない、という感じなので、今のところ比較的低アルコールの酒で留まっている。これが自分でボトル買ってきてガンガンに行ったりしたら、間違いなくそれはヤバイだろう、という気がしているのであった。

私の場合「なんとか中毒」はCDだのレコードだので充分、というか過剰すぎるくらいだと思うのでこれ以上中毒ものを増やしたくはないのである。と言いながらもう1本くらい何かビール飲みたいなあ、とか思い始めているので自分をセーヴすることで精一杯なのであった。アル中一歩手前、なのかなあ・・・。

というそこはかとない不安を抱えながらBonnie Pinkの「Thinking Out Loud」を聴く。待望の新作である。思えば紅白歌合戦に出たり、と2006年は今更ながら彼女にとって大ブレイクの年だったわけで、待望の次の一手、となるのがこの作品である。これがまた良い具合に肩の力の抜けた、そして悪い意味でなく今までの路線を突き進むアルバムだったので一安心、ということである。Tore Johansonの弟子(達)であるBurning Chickenが手がけてから2作目に当たるのであるが、やはり何か音の感触が変である。どれか1つの楽器の音を過剰に鳴らす、ということをあたかもモットーにしているかのように、何か全体的にバランスが変である。どこかグシャッとした音質で一聴すると変な感じを受けるのだが、その楽曲を引っ張っていくだけのいづれかの楽器の音はしっかりと分離した状態で鳴り響いており、どこか不思議な感じがしないでもない。決してクリアーに程よく分離した音ではないのに、しっかりと特徴的にリードする音は聴こえる、という状態なのである。これは違和感を感じると同時に、そのグシャッと詰め込まれた音が逆に快感になってくるから恐ろしい。そして変わらぬ彼女の伸びやかなヴォーカルと、キャッチーなメロディがガンガンに来るわけであるから悪いわけないのである。ここ最近の彼女は良い意味で下世話なメロディ、というか強烈なフックを持ったメロディを聴かせることに長けているわけで、ここでもバンド編成のラフな感じの楽曲からストリングスを重厚にあしらった楽曲まで、結局曲の良さで全てを持って行っているような、そういう印象を受ける。前々作でのソリッド感が衝撃だった私としてはあの路線をもう一度聴きたい気がしないでもないが、やはりこの過剰なまでにシンセ音が飛んでいたりするような世界も、抗い難いのであった。どの曲もキャッチーなフックを持った楽曲ばかりで、ソングライターとしての彼女の大きくなりっぷりにも感心せざるを得ないのであった。それにしても「Anything For You」って謎なスライドの入り具合も含めて名曲だなあ、とかギターが唸る楽曲の路線も充分楽しいのでこの路線もありだなあ、と全く聴き飽きないのであった。