What A Town

【AOBA NU NOISE】2007.07.31 ( Tue )19:00〜 @SHAFT
ADV \1500(2D)DOOR \2000(2D)
BAND/-W-、runny stools
DJ/EVOL (LOVE RECORDS)、TASHI-ROCK.Jr (AFTER DARK)、MASAYA OMOTE (SOLNOA)

よろしくです!

無事に山篭りから帰ってまいりました。

ということで、月曜日から木曜日までの間、更新されないはずのNag3が、ネット環境のないところにいるお陰で(というか電波が入らないお陰で)更新されない予定のNag3が、何故更新されたのか、といえば毎日何だかんだ用事があって車で街に下山(というか私の感覚としては「出所」若しくは「娑婆に出る」という感じだったが)していたのでその際に書き溜めたものをアップしていたのであった。自分でもなんで書いているのかよくわからないが、何か書いてしまっていたのであった。

ということでこの一週間は私の中では空白の一週間ではあったが限られた時間の中で鬼神のようにブックオフの棚をチェックして、半ば親の仇のようにMissing Foundationやら何やらのCDを買ったりしたので、その点では決して空白の時間ではなかったのかも知れない。

あまり上記のようなことを声高に言ってしまうとまずいのだがRick Dankoのアルバムを聴く。元「福島の廃墟の街」、現「盛岡のモダンタイムス」として一部で名高い我が高校の同級生の現在の住まいにほど近いブックオフで入手したのであった。ちなみに彼から「そこはのんびりチェックしようとしていたのにいきなり焼け野原になってしまう」という悲嘆に暮れるメールが届いたりしていたのだが、そんなに人のことを悪く言ってはいけない。で、このアルバムであるが御馴染みThe Bandの彼の唯一のソロアルバムである。あまりThe Band周辺には熱い思い入れはないが、この77年作品は凄く気に入ったのであった。The Bandの面々やRon Wood, Eric Clapton, Doug Sahmなど豪華なメンバーによって製作されたアルバムであるが、良い意味で肩の力が抜けていてスッと聴けるアルバムである。まず何よりも曲が良い。とくにはっきりと「泣きメロです」という感じの曲ばかりでもないのだが、何故かこう、心の深いところにラフに入り込んでくるような、そんな魅力的な曲ばかりである。そして名手達による演奏は勿論、主役のDanko氏によるヴォーカルが実に味のある、決して上手いと言えないのに何故かこの音像には恐ろしいくらいマッチするヴォーカルで、一気に盛り上がるのであった。今は亡き彼の、ある意味ソウルフルなヴォーカルが堪能できるアルバム、と言うこともできるであろう。とてもリラックスして聴ける音楽、という形容なんか凄く陳腐ではあるが、まさにその言葉が似合う隙間具合である。と言うかなんか聴いていて、「レコスケくん」が好きそうな音楽だなあ、とふと思ったりした。