Happiness Is A Warm Gun

【AOBA NU NOISE】2007.07.31 ( Tue )19:00〜 @SHAFT
ADV \1500(2D)DOOR \2000(2D)
BAND/-W-、runny stools
DJ/EVOL (LOVE RECORDS)、TASHI-ROCK.Jr (AFTER DARK)、MASAYA OMOTE (SOLNOA)

よろしくです!

私は大層近視、しかもフィーチャリング乱視、なので裸眼では生活できない。そこでハードのコンタクトレンズをしているのだが、どうにも黒目がでかいらしく、特注である。だから即日渡しのコンタクトレンズ屋に於いても即日に受け取るのは不可能で、2日くらいはかかってしまう。

まあ、それは良い。そういえば以前コンタクトレンズ割って以来コンタクトレンズ屋にも行っていないなあ、と思ったら、1日着けていると1日の終わりには何だか見えづらくなってくるようになったのであった。

最後にその店に行ったのがいつだったか、ちょっと思い出せない、ということは、それがかなり昔であったことは火を見るよりも明らかである。少なくとも5年くらいにはなるかと思う。

これって、今まで気づかなかったのだが、かなりヤバイのではないだろうか。とは言え安い買い物ではないし、何せ大いに時間を取られてしまうので、別に今じゃなくても良いんじゃね、とかと私の中の悪魔(Belle And Sebastianではないが)が囁くのであった。

Marc Ribotの「Saints」を聴く。こちらは悪魔ではなく聖人か。ソロアルバムである。バンド編成でパンキッシュなロックンロールをやったり、キューバ音楽を(本人が言うには)インチキ臭くやったり、と多才ぶりを見せつけてくれる彼であるが、こちらは彼のギターの異形さ、そして卓越したテクニック、というものを見せつけてくれる作品である。Albert AylerThe Beatles、トラディショナルなブルーズナンバーまで、多くのカヴァーで占められているが、どうにも居心地の悪い音色の連続する作品である。悪い意味ではない。どこか何かがずれているような、そして形あるものがなくなっていくような、そういう様を見せられているような音楽である。プロデュースがJD Fosterということで音色の乾いた感じは彼のせいなのかも知れないが、それがまたどこか不穏な響きにぴったりとマッチした、決して収まるところに収まっていない感じが逆に落ち着いてしまったような、そんな不思議なアルバムである。