Cold Days From The Birdhouse


今日で5月も終わりである。

早いものである。この間温泉行ったなー、とか友人がやってきたなー、とか思ってたらもう1ヶ月くらい前の話になってしまったわけである。この5月はほぼ毎週大酒飲んでたのであるが、具合悪くなる、ということがなかった奇跡的な月でもある。来月もこの奇跡を続行させたい。

という情けないまとめ方をしなければいけないくらい4月の私は荒れていたのである。それに比して5月は落ち着いていたのかも知れない。まあ色々あったけれども。物凄く動揺させられることもあったけれども。風邪気味になったりしたけれども。それでも酒ではちゃめちゃ、ということがなかっただけ落ち着いていた、というまとめ方ができるであろう。

でも相変わらず月日の過ぎ去るスピードは速すぎてたまに振り落とされそうになってしまう。何とか喰らいついてこれからも過ごしてみたいところであるが、そういう風に「人生あっという間だなあー」とか言ってられるうちが花なのかも知れない。昔「Life is very long, when you are lonely.」とマンチェスター出身の、その昔New York Dollsのファンクラブ会長だった男が「女王は死んでいる」The Queen Is Deadとかいう曲の中で歌っていた。実際そういうものなのかも知れないのだし。

The Twilight Sadの「Fourteen Autumns & Fifteen Winters」を聴く。Fat Catからのリリースの音源を買うのは実に久々である。もしかしたらUltra Red以来かも知れない。なんかデビューアルバムらしいのだが、至るところで「シューゲイザー云々」とか書いてあって、ちょっと今の世の中のシューゲイザー解釈には疑問を抱いている私としては若干不安でもあったのだが、この連中はなんか面白い。っていうかどこがシューゲイザーやねん。どちらかというと爆音のギターも絡んでくる、時にフォーク寄りな音楽、という感覚である。こう書いてしまうと何か身も蓋もないような、よくある感じに思えてしまうかも知れないが、骨太というよりはどこか内向的な感じがしてそこら辺のバランスが面白い。結構作りこんであるはずなのに、手触りはあくまで素朴で暑苦しくない。メロディはあくまでダイナミックなのに、スケールが大きくなる一歩手前で止まっているような、そういう寸止め間がまた何か可愛らしかったりする。このなんか「抜けない」感覚はこのままで行って欲しいなあ、と勝手に願ったりしている。全く余談であるが、なんかこのヴォーカルの感じ聴いたことあるような、と思っていたらThe Frank And Waltersのヴォーカルにちょいとどこか似ているのであった。うむ、嫌いになれないわけである。何よりもジャケが、不思議と私のツボだったりするし。