Earth Intruders

2007/05/29(tue) SHAFT -W- Monthly EVENT "AOBA NU NOISE" - The 1st Anniversary !! -
GUEST DJ:CASIN (GIFT GIMMICK)
BAND Act:-W-, runny stools
DJ's: EVOL (LoveRecords), TASHI-ROCK (AFTER DARK), MASAYA OMOTE (SOLNOA)
OPEN: 19:00~25:00
DOOR: 1500yen(1drink込)

よろしくです!このイヴェントも早1周年。若い人々との交流で大分楽しませていただいております、なんてことを臆面もなく言えるようになったら考え物だと思うが、とにかく若い方々のパワーをいやんなるくらい感じられる熱いイヴェントです!熱くやります。

とか珍しく熱いことを書いていたらどうやら風邪をひいてしまったらしく、昨夜あたりから喉が痛く、咳が出る。どうやら麻疹ではないようであるが(何せ熱あるかなー、と思って測ってみたら36.5度って思いっきり標準の平熱ではないか)何だか調子が悪い。

私の仕事は声出してなんぼのガテン系であるので、これは痛い。今日も結局最後の最後まで職場にいたが、アリナミンだののど飴だのでかなりドーピングしながら何とかごまかして過ごしたのであった。声もかなりなんだか、すっきりしない、時折Bonnie 'Prince' Billyみたいな声になったりするし、またある時はTim Kinsellaみたいになってしまう。そして時には大沢誉志幸みたいな、葛城ユキみたいな、そんな声になってしまうのだからもう大変だ。

しかしこんなの実に久々である。この3年くらい、まともに辛いのう、というような風邪はひいていなかったように思う。何だろう、遂にバカでなくなったのだろうか、この私めも。目が見えるようになってきたのだろうか、おおAmazing Graceではないか。

とか書いているのはやっぱりバカな証拠か。Bjorkの「Volta」を聴く。私はK.U.K.L.もThe Sugarcubesも好きではあったが、Bjorkのソロは、サードまでしっかりと聴いたにも関わらず、あまり好きではない。何と言うか勿論申し分のない声だし歌い方だし唯一無二なのだけれども、どうしてもそこだけがフィーチャーされてしまうと、ちょいと聴いてるぶんには辛いのう、という実に皆様に申し訳ない理由で苦手であった。しかして今作は何故に聴いているのかと言えばTimbalandが手がけた曲があまりにも格好良かったこと、Antony様とのデュエットナンバーがとてつもなく素晴らしかったこと、Konono No.1がイマイチわからん感じで参加していること、Lightning Boltのメンバーもイマイチよくわからんが参加しているらしい、という、いわばBjorkの外堀、的な理由ばっかりで申し訳ない。で、ポップになった、とか言われている今作だが、じゃあ今まで彼女の音楽は皆あまりポップではない、と思っていたのか、というのが意外な発見であった。なるほど、今作ではビートはバッキバキのTimbaland印の曲もあるし、メロディもかなり初期に近いような分かりやすさがある。バラードナンバーもしっとりめだし。しかしストリングスのみがバックとかの曲だとどうしても彼女あっつくなってしまうのか、ちょっとコブシまわりすぎで辛い瞬間もある。でもLFOMark Bell印のブリープ低音も楽しめるし、ガバ(!)みたいな曲もあったり、アイスランドのブラス隊の音にはハッとさせられるし、でヴァラエティに富んでおり、決して思い入れを抱くほどの魅力はないかも知れない(私にとっては)が、楽しく聴ける良いアルバムである。何だか歯切れが悪い感じだが、そういうことなのであった。