Grass

昨夜のAOBA NU NOISEにお越しの皆様、そして出演の皆様ありがとうございました。久々にやり逃げ状態でさっくりと帰ってしまって申し訳ありませんでした。更に精進しなければ、と思うと同時にRobert Palmerの「Addicted To Love」をガンガンにかけられてサディスティックな悦びに打ち震えたりしました。

さて、過日も飲酒したおり前後不覚になって知らぬ駅(覚えてない)で下車する羽目になり、挙句の果ては雨の中転び、気がつくとタクシーに乗って家に帰り、その後気がついたら朝居間で寝ていた、という経験をしたので今後は二次会には参加しないようにしよう、と固く決意したのであった。このままでは、命に関わることとか起きそうな感じなのでちょっと気を引き締めねば、と思ったりしたのであった。

私の場合、飲酒するとスイッチが入って、何にも関係ねーやー、という状態になってしまうのが問題なのである。そしてちょっと寂しがりやなところもまた問題である。だから二次会に行ってしまって大変なことになってしまうのである(主に帰宅途中なのだが)。考えてみれば私はさんざんっぱら一次会で飲酒しているのだから、二次会での酒は最早惰性に近い。それでは二次会が勿体ない、というのもあるし、ちょっと「脱・二次会」宣言を私はここでしたい。

とか一次会だけで二次回も含めた分くらいキマってしまったらどうしよう、という危惧がないわけでもないのだが、まあ頑張る所存である。皆様の暖かいお励ましをお待ちしております。

XTCの「Skylarking」を聴く。1986年リリースのアルバムである。私はあまり熱心なXTCの聴き手ではないが、このアルバムは大好きである。プロデューサーのTodd Rungrenとの確執でも御馴染みになったアルバムであるが、このアルバムの持つどこか浮世離れした感じというものはちょっと他にない感じなのではないだろうか。何か音に1枚膜が被さっているような、そういう不思議な手触りの音である。ストリングスの鳴り具合もどこか異界での演奏、のような。しかし曲はやはり半端なくクオリティが高い。よくよく聴くと結構変なコード展開だったりするにも関わらず、グイっとポップなメロディの枠に収めきってしまったような、それでいて全く強引な感じはしない不思議なメロディなのである。それでいて頭にこびりついて離れないわけであるからちょっと凄い。そしてこのアルバムではもう1つ、全体的にドラムスの感触が凄く良い、というか好みである。タイトでいて豪放、ジャストでありながらタメがあるようなそういう柔軟なドラムスで全体をぎゅっと引き締めているように思える。これからの季節にもぴったりな感じがするアルバムだが、どうだろうか。