When Love Breaks Down

来週月曜日です!

-W- Monthly EVENT "AOBA NU NOISE" 2007/04/23(mon) @SHAFThttp://clubshaft.com) OPEN: 19:00~25:00 DOOR: 1000yen(1drink込) 

BAND act
-W- , runny stools
DJ's
EVOL(LOVE RECORDS), TASHI-ROCK (AFTER DARK), MASAYA OMOTE (SOLNOA)

何時から、とかどれくらい、とかはまだわかりませんが、頑張ります。

昨日のNag3に書いた山篭りの時の話であるが、なんか調子が悪かったわけである。頭が痛いなあ、というかしゃっきりしないなあ、というか。勿論気の進まぬ用件で山篭り、だったわけだからさもありなん、って感じかも知れないが、それにしてもちょっとな。

という状態だった。しかしそれまで飲んでいなかった缶コーヒーのブラックを飲んで煙草を吸ったら、一発で覚醒して快調になったのには驚いた。いやー良かったなー、とホッとする一方で、早い話がカフェインとニコチンを摂取しないといけない身体ってことの証明なのか、と自らのジャンキーぶりに衝撃を受けたのであった。禁断症状?煙草はまあ普通に吸っていたので、私はあれか、結構重度のカフェイン中毒ってことなのか?

麻薬とかの禁断症状もこういう感じのもっと凄いヴァージョンで、麻薬を摂取すれば一発快調になるっていうのならなかなか更正できないのも、気持ちがわかるなあ、と変にしみじみした次第であった。

勿論山下りて来た今日もかなりコーヒーを飲んだ。なんとか減コーヒー宣言をここに記したい次第である。

中毒と言えばこちらも中毒みたいなものかも知れない。Prefab Sproutの「Steve McQueen」を聴く。いや、もう何千回とこの20年の間に聴いてきたとは思うのだが、今回はレガシーエディション、つまり2枚組リマスタリングエディションを聴いているわけである。アルバム本編の方はもう言うに及ばず、これが嫌いだ、という人とはちょっと音楽の話するのは難しいなあ、というくらいの完璧なポップスの名作である。複雑なコード進行を意識させない巧みな曲作りと、時に何がなんだかわからないくらいの比喩がバリバリの歌詞、破綻のないプロダクションと演奏、そしてScritti PolittiのGreen氏と同じ文脈で「ソウルフル」なPaddy氏のヴォーカル、という飽きることのないアルバムである。今回はThomas Dolbyが新たにマスタリングを施しており、出音的にかなりシャープになっていて聴きごたえがある、って我が家の貧弱なシステムでの話なのであまり信用はなさらないように。で、問題は2枚目。これがPaddy氏による2006年録音の、アルバム収録曲アクースティック再演ヴァージョンなのである。いや、これがとんでもない。弾き語りっぽいのだが、バリバリ多重録音はあるのでシンプルではあるが、素朴ではない、という不思議な演奏である。で、これがやはり泣けるくらいに素晴らしい。元々バンドアレンジでも良い曲をアクースティックギター中心の全く違うアレンジにしてしまっているわけだから、最早新曲を聴いているような、そういう錯覚に陥ってしまうのであった。で、声がまた全く変わらないのである。これにはびびらせられる。何でもライナーによると「シンプルであればあるほど、普通の3倍の時間がかかった」録音らしく、流石の一言である。そう、多分私がいまだにPrefab Sproutの12インチとか見つけるたびに買ってしまうのは、なかなかライヴも見る機会のない彼等の、昔の曲の違うヴァージョンが聴きたいからなんだ、とこれを聴いた時の感動を分析した結果思い当たった。当分そういうこともしなくて良いだろうな、というくらいの究極のヴァージョン違いである。しかしほぼリアルタイムで聴いていたもの(確か88年リリースの「From Langley Park To Memphis」From Langley Park to Memphisリリース直前に聴いたような・・・)が「Legacy」と認定されてしまうようになったとは、私も歳を取ったものだなあ、とちょっと思ったりもした。