There She Goes, My Beautiful World

明日です!

「IGLOO MEETING vol.11〜角煮祭り〜」
4月11日(水)
於・book cafe 火星の庭
19:00開場 19:30開演
入場料1200円(限定35名・要予約)
出演:
角煮(from 札幌)
高橋誠(漂流教室/高橋誠とレイジーホース)
小野健宏(深海魚)
エーコ
中平陽香
浜田山(ex.F-1talk/トロッコズ)
澁谷浩次(yumbo)×TDSGK(De Qui Nai)
【予約・問い合わせ:IGLOO RECORDS(澁谷)yumbo.shibuya@gmail.com

よろしくお願いします。久々にドラムスを叩きます。

アレルギーもなかったし、薬も飲んだり塗ったりしているし、となかなか皮膚病の方も少しずつ回復していっているように思える昨今である。

何より痒い部分の大きさがどんどん小さくなって、どんどんかさぶた様のものが出来てきている。これは非常に喜ばしいことである。

しかし。だがしかし。痒みそのものは引かない。それどころかときたま突然炎の如く痒みが襲ってきたりして非常に難儀である。これはかさぶたになって治りかかっているから痒いのだ、と解釈したい。

しかし夜中に突然痒みで目が覚めたりするからやっぱり厄介である。私はこのように孤独な斗いをしているのだが、例えば骨折とか例えばインフルエンザのように「目に見えて不調」という印象を周囲に与えられないのが残念と言えば残念である。程度的には療養すべきくらいの痒みだと思うのだが。

全く何の因果でこんなに苦しまねばならぬのか、理解に苦しむ。何か悪いことしただろうか。ああ、したなあ、あれか。これか。それか。となってしまいそうだが、そんなことはない、はずである。やはりあれか、人の原罪を私がやはり背負っているが故にこの(以下略)。

なんだかしゃきっとしないからNick Cave And The Bad Seedsの「The Abattoir Blues Tour」を見たり聴いたりするんだぜ?これはタイトル通り目下の最新作である2004年のアルバムリリース後のライヴの模様を収めたDVD2枚、CD2枚のヴォリュームたっぷりのセットである。あ、中にはその前の「Nocturma」リリース後のツアーの映像とかもある。まず映像の話から行くと、これがとんでもなく豪華でライヴの映像だけでもかなりお腹一杯なのにPVは入ってるわショートフィルムは入ってるわ、とかなり映像だけでも充実している。で、勿論中心はライヴの映像なのだが、これがまたたまらん。昔からNick Cave And The Bad Seedsは写真集とCDのセットとか、そういう風にライヴを目でも耳でも追体験できるパッケージが多いのだが、今回はそれの究極版と言っても良いであろう。メンバー全員ばしっとスーツで決めた、どう見ても堅気には見えない方々が激しくステージ上で暴れまくっている。なんでこんなメロウで叙情的なナンバーでこんなアクションなのだ・・・、と唖然としてしまうくらいである。全くスーツの着こなしの参考にはならない、ちょっと前髪が後退してしまったNick Caveをはじめとしてメンバー全員ちょっと老けたかなあ、と思えるがそんなことも全く気にならないかっこよさである。個人的にはThe Birthday Party時代の「Wild World」をピアノメインで弾き語ったり、とか「Watching Alice」なんて曲までやっていて感動した。ということで見るだけでも楽しいのに更に音だけでも楽しめる。こちらもスタジオ盤ばりに女性バックヴォーカルを配した分厚い演奏で、激しくアルバムの曲を中心に演奏(色々なところでのライヴのベストテイクらしいが)している様が楽しめる。こちらも過去の作品からの名曲群もやっていたりして、もうお腹一杯である。なかなか最近時間が取れないのに思わず見たるわ、聴いたるわ、と無闇にテンションが上がる危険なセット。しかしこうしてライヴ音源とかを聴いてみると、キャリアも長いし、メンバーも多くて音は分厚いのに、バンドアンサンブルは全くかっちりとまとまる方向には行かず、寧ろ絶妙な危うさに満ちていて、更には時に突然爆発的になったりして、実にスリリングである。それは決してマイナスには働かず、「動き続けるThe Bad Seeds」の姿が感じ取れて実に痛快なのであった。はい、単なるファンの意見です、はい。というかNick Caveのアルバム1枚でも持ってる人は必携のセットであろう、と勝手に断言したくなったが、これもはい、単なるファンの意見です。