Sister Midnight

すみません、明後日だというのにこんな寝ぼけた時期に告知なんてしてしまって・・・。

「IGLOO MEETING vol.11〜角煮祭り〜」
4月11日(水)
於・book cafe 火星の庭
19:00開場 19:30開演
入場料1200円(限定35名・要予約)
出演:
角煮(from 札幌)
高橋誠(漂流教室/高橋誠とレイジーホース)
小野健宏(深海魚)
エーコ
中平陽香
浜田山(ex.F-1talk/トロッコズ)
澁谷浩次(yumbo)×TDSGK(De Qui Nai)
【予約・問い合わせ:IGLOO RECORDS(澁谷)yumbo.shibuya@gmail.com

私はyumbo澁谷氏とのデュオで参加します。新年度の卒倒しそうな慌しさの中、是非皆様お越しくださいませ!私も多分半分死んでる状態で演奏するかも知れません。

ところで、私のように地方都市に住んでると分からないものがあるのだが、

石原慎太郎ってそんなに良いんですか。

ハタから見てるとこんなに最悪極まりない首長もいないように思えるものだけれども。ということでIggy Popの「The Idiot」を聴く。最近福島在住のひとりローリングサンダーレヴュー、というか歩くモダンタイムズ、というかそんな彼が悉く話題にしていたので久々に聴いてみる。まあDavid Bowieの例のベルリン期に行動を共にしていた頃の作品で、そしてそんなBowieのプロデュースなアルバムである。ここにはThe Stooges、というかそういうロックンロールアニマルとしてのIggyはいない。いるのは何か位相が変な音に合わせて渋く、低い声で呟き気味の歌を歌うIggy Popがいるだけである。最初聴いた時はそのダウナーぶりに面食らったものであるが、こうして久々に聴いてみると何と面白いアルバムなのだろうか。ジャケのイメージから言ってもタイトルから言ってもDavid Bowieの「HeroesHeroesの裏ヴァージョンと言っても過言ではない、そういう不穏な音楽の一種としての魅力に溢れている。そんな中でもやはりIggy Popの、枠にははまらない存在の仕方というのはばっちり感じられる。彼の作品はどのアルバムを聴いてもどこか(良い意味で)居心地の悪さを感じさせるものであるが、これはその最たるものであろう。だからこそこのアルバムはそんな彼の姿が確認できる傑作である。「China Girl」はDavid Bowieのヴァージョンよりも素朴で愛らしい。しかし面白いのは「Fun Time」はPeter MurphyやBoy Georgeのカヴァーの方がオリジナルよりもアッパーなのだな。不思議である。ちなみにJoy DivisionIan Curtisが亡くなる直前まで聴いていたのがこのアルバム、というのも何だか象徴的な話ではある。