Lessons In Love

ということで世界中で話題騒然だった私の乳製品・甲殻類アレルギー疑惑であるが、この度アレルギー検査を行った結果が出た。

全てシロであった。

ということで病院の帰りに湯布院牛乳プリンをコンビニで買って食した阿呆な私であるが、皆様お騒がせ致しました。とくに私のためだけにサラダのドレッシングも違うものにして、料理にもバターとかチーズを使わないでくれたカフェ・ド・ミュウさん、本当にありがとうございました。

いやー良いね良いね、と久々に前向きな私であるが、じゃあなんでこんなに皮膚病が長引いているのや、という疑念が頭を擡げてくる。しかし医者に今日言われた「ちゃんと休んでますか?」。あー、じゃあ一生治らねえじゃないか、と思ったりしたが地道に薬で治して行くしかないのか。

長い付き合いになりそうだ、とまたもや暗い気持ちになるがアイスクリームも食べれることだしひとつ、斗ってみようではないか、この皮膚病と。

という決意も新たにLevel 42の「Level Best」を聴く。英国の元フュージョンバンドのベスト盤である。まあ89年のリリースなのだが、その後はどうも活動が停滞してしまったからまあ、これがあれば良いのかも知れない。ところで何故「元」フュージョンなのか、と言えば最初はモロにフュージョンだったのだがヴォーカルがしっかり入るようになってからは80年代中期にUSチャートまで荒らすような、秀逸なポップバンドになったからである。こうして聴いてみても音の処理が非常に穏やかなところなどは80年代っぽい、とか思えるのだがそれがよくある「恥ずかしい80年代サウンド」には全くなっていない。それどころか実に新鮮である。これはアレか、やはりプロデューサーのWally Badarouの功績か。ということもあるのだが何よりどの曲もメロディが実に素晴らしい。このアルバムはヴォーカル入りのナンバーばかりで彼等の優れたポップスのソングライティング能力が十二分に味わえる。まあ、流石にオリジナルメンバー2名脱退後、88年以降のナンバーはちょっと過剰に勢いあり過ぎたりしてちょいとイタイのだが。しかしそれでも一度聴いたら二度と忘れられない切ないメロディにキラキラしたトッピングを施した無敵のナンバーのオンパレードで思わず顔もほころぶ。しかしヴォーカル兼ベースのMark Kingの弾く、ボゴボゴドゴドゴいってるチョッパーベースはやはり唯一無二。今やこのバンド名を口にしても「木村カエラのデビュー曲・・・?」としか思われない愛なき世界であるが、AOR好きの方とかブルーアイドソウル好きの方にも今でもアピールすると思うんだけどなあ・・・。