Canyon Arrow

昨夜のAOBA NU NOISEにお越しの皆様どうもありがとうございました。昨夜は相棒なき状態でやりましたが、相変わらずDJブースの周りには男性陣がわいわいやってくるのがとても面白かったです。何故なのか。10年間変わらず、である。女子の方々がびっしり、とかじっと見てる、とかそういう経験が今までない。挙句の果てには見知らぬヒップホップDJの方が私を激賞し、ヒップホップイヴェントの招待券もらったり、大層謎な夜であった。どこにヒップホップを感じたのであろうか。

さてそれはそれとして我が皮膚病の件である。いつまで経っても治らぬので、知り合いの知り合いの医者に足の状態を写メールしてアドヴァイスを仰いで見たところ、「食物アレルギーが誘発されたのかも」という話であった。

うわビールアレルギーとか、鶏肉アレルギーとかだったら自分どうしよう、柿ピーアレルギーでも困るな、とか思うくらい大好きに食べているので思い悩んでいたのであるが、返信メールには「乳製品をちょっとストップしてみましょう」ということであった。ほっ。

と思いきや。待てよ、私の毎朝の楽しみはヨーグルト、この世で好きな物トップ3に入るのはアイスクリーム、その他カルボナーラとか、色んなケーキとかプリンとかシュークリームとか、そこら辺全部ストップ、ってことか?うわあああ。

ということで、もう何か自暴自棄になって放火したり行きずりの女と寝たり盗んだバイクで夜の校舎窓ガラス壊したり川に飛び込んだり車潰したり、という時間を過ごした。あと5人くらい殺してきた。うわあああ。

というくらい悲しみに引き裂かれております。嗚呼こないだ安かったから買って楽しみに取っておいたハーゲンダッツもまだ食べてないのに・・・。まあ、コレが原因なので一生喰うな、と言われたわけではないから、信じるも信じないも自分次第なのであるが、それにしてもあまりと言えばあまりの仕打ち。人生の意味の8割くらい失ったようなもんである。

何か最近、本当にイケてない。今年に入ってからとくにイケてない。誰のせいなんだろか。何か悪いことしたんだろか。因果応報、とか言われたらそんなことを私に向って言った奴の奥歯をへし折ってやる、というくらい荒涼とした心なのでThe Autumn Defenseの「The Autumn Defense」を聴く。Wilcoのベーシストもメンバーである、というかよく見ればメンバーにBrad Jonesもいるグループの新作である。これがさあ、凄いアルバムなのである。度肝を抜かれた。何と言うか、練りに練られたメロディにアレンジなのに、本当にサラッとやってる感じの涼しさが漂う、超高品質のポップアルバムなのである。ポップというか何と言うか、出た瞬間に「名盤探検隊」シリーズで出ていてもおかしくないような古典的名作の風格漂うのだからびびる。The Fifthe Avenue Bandとか「Cafe Bleu」の頃のThe Style CouncilというかBen Wattというか、というような音なのである。良く聴くとボッサ風だったり、カントリーっぽかったり、と何気にヴァラエティ豊かなアレンジなのだが、それを本当にサラッと聴かせてしまうのだから腕達者な方々っぷりがビンビンに出ている。ストリングスとかピアノとかのアレンジとかには唸らせられます、本当に。こういうとんでもないアルバムがサラッと出ちゃうんだから世の中おっかない。もう昔のソフトロックとかバーバンクサウンドものとか別に掘り出さなくてもここで完結!みたいな、「極めた感」がある。圧巻。