Airwaves

-W- Monthly EVENT "AOBA NU NOISE" 2007/02/26(mon) @SHAFThttp://clubshaft.com) OPEN: 19:00~25:00 DOOR: 1000yen(1drink込) 

BAND act
-W- , runny stools
DJ's
EVOL(LOVE RECORDS), TASHI-ROCK (AFTER DARK), MASAYA OMOTE (SOLNOA)

EVOLは今回は夜10時からの出番。遅めですが、皆さん頑張りましょう(とくに自分)。月曜日ですのでよろしくです!

最近お休みの日は引きこもり傾向が強く、街中に出てもああ早く帰らなければ・・・、と用が済むとすたこらさっさ、と帰ってしまうような感じである。この間までこんなことはなかった。なるべく外で色々やってぐだぐだやってやっとこさ帰宅、みたいな感じだったのに。なんだなんだ。

今日も髪を切って某中古盤屋古本屋に顔出してからは速攻で家に帰って、お隣さんがいなかったのを良いことにロスト・アラーフを爆音でかけながら鶏団子とピーマンの煮物なぞ作っていた。若かりし頃の灰野敬二氏のお声を聴きながら、だしを取ったりしていたわけなのである。なんだなんだ。

いかんなあ、これでは老け込んでしまう、と思いつつも先日はタワレコで激安プライスでゴダールのヴィデオを4本も買い込んでしまって、嗚呼これでは引きこもりに拍車がかかってしまうではないか。そのうち本当に誰と会うこともなくなってしまって、あっという間になんかご隠居さんになってしまうのではないか。

あ、それ良いな、とか思ってしまうのは何か疲れているのだろうか自分。これは多分平日の反動が最近かなり来ているのだと思われる。休日の引きこもり傾向で今の生活のバランスが取れているか、と思うとなにやら悔しいやら悲しいやら、であるが、お陰でお料理が充実してきているのは大層喜ばしいことである。最早これしか楽しいことは私には残されていないような気も最近してきていて、それはどうなのだ、と日々悩みつついるのだが。

まあそれでも良い。何か熱くなれることがあるだけでもとても幸せなことではないか。「From Brussels With Love」の完全版が聴けるのも幸せなことではないか。言わずと知れたCrepsculeレーベルの最初のリリース、The Durutti ColumnやらNew OrderやらThomas DolbyやらGavin BryarsやらHarold BuddやらJohn FoxxやらThe NamesやらRichard Jobsonやらが収録されたカセットコンピのCD化である。以前出ていたCDはかなり半端な抜粋だったので、今回のようにオリジナルのカセット(A Certain Rationだけ抜けているのだが)に忠実な形でのCD化は狂喜乱舞である。我が家のLP盤は1986年エディションなので、オリジナルとは大分異なっている。ということで今回のCD化で初めて、この流れの中でDer PlanやB.C. Gilbert And Graham Lewisなぞが聴ける、というだけでも感涙である。またRepetitionやRadio Romanceなどの名前すら知らない連中の音源も聴けるし何も言うことはない。しかし以前のCD化でも思ったし、たとえ86年エディションのLPを聴いた時に際も思ったのだが、この見事な構成は一体何なのだろうか。収録されているアーティストの傾向もめちゃくちゃだしEnoやらJeanne Moreauのインタヴューまで入ってるし、ということで一見バランバランなのであるが、それでも何故かアルバムとして、1つの作品として異常に統一感がある。最早それは音楽性云々を超えた、トータルでの「空気」という奴なのだろうか。もしかしたらそれは偶然かも知れないし、後付けの印象なのかも知れない。しかしそのように思わせるだけでもこのアルバムは素晴らしいと思うし、まずこんなのを最初のリリースにしてしまうCrepsculeレーベルというもののセンスの良さを今更ながら感じ取ることができる。まあ、何よりもこんな、当初のカセットエディションに近い形で再発、なぞというマニアしか喜ばないような企画をやってのけたLTMレーベルの心意気に男泣きである。