Nina

-W- Monthly EVENT "AOBA NU NOISE" 2007/02/26(mon) @SHAFThttp://clubshaft.com) OPEN: 19:00~25:00 DOOR: 1000yen(1drink込) 

BAND act
-W- , runny stools
DJ's
EVOL(LOVE RECORDS), TASHI-ROCK (AFTER DARK), MASAYA OMOTE (SOLNOA)

EVOLは今回は夜10時からの出番。そんな時間に起きているイケナイ皆さんは是非いらしてください。月曜日ですのでよろしくです!

なんか、いろいろなブログから「ディスクレヴュー」みたいなところを抜粋して、まとめているサイトがあるようである。この間リンク元、というところを見ていて偶然に発見した。そして、私のこのNag3に書きNagってある「一言感想文」みたいなものもかなり色々抜粋されて、そこに掲載されているようなのであった。ありゃりゃ。

別に「勝手に持って行きやがって!」という気持ちは見事に全然ないし、非常に光栄なのだけれども、何か大層申し訳ない気持ちになってしまう。もしかしたらそのサイトを見てCDを買う参考にしよう、としている方がいらっしゃったら、当然ながら私の駄文までもがその参考資料になってしまうわけである。それはかなり忍びない。

このNag3で、まあアフィリエイトをやってはいるが、別に本格的に商売しているわけではない。まあ、アフィリエイトで売れてお小遣いが入ればそれはそれは、大いに嬉しくて狂喜乱舞ではあるが。であるからして、他の人が興味を持つかどうか、というよりは自分がそれを聴いた時の気持ちを文章化してみたらどうなるか、という実験を毎回やっているようなものである。と書くと偉そうだが、自分の中で整理したい、というのがあるわけである。

レコード屋のコメントだったら「必聴」とか「おススメ」とか色々書いてあるし、昔は私もレコ屋で書いていた。売れなければ意味がないわけであるから。まあ、多少の個人的な温度差はあれど、購買欲をそそるようなことを書かねばならないわけである。そういうのはまあ、逆に大いに参考になると思うのだ、良い点を挙げて書いているわけだから。しかし逆に今、ネット上で色々情報を収集して参考にしようと思うと、あまりにも多くの情報がありすぎて結局参考にならなかったりすることがあるのではないだろうか。

まあ、ネット上を見ていると、実に気取った感じで、著しく客観性を欠いているにも関わらず読み手に無理やり押し付けるような感じの文とかも色々あって、なんだかな、という気持ちになったりもするのだが、このNag3の最後の1コーナー(あくまで「1コーナー」なのである)は軽く、ふーん、という程度に読み流していただければ、と思う。個人的な聴いた時の気持ちを文章化してみただけなのであるから。

ということでThe Durutti Columnの「Keep Breathing」を聴く。2006年リリースの最新作である。日本盤にはDVDまでついているのだが、まだ見ていない。というかDCのアルバムは90年代に入ってからのは実は聴いていなかったりする。あ、「Obey The Time」は聴いたか。しかしあまりピンと来なかったのだなあ・・・。という感じであるが、この新作はあら、とても良いではないですか。当然ながら「The Return Of〜」とか「LC」とかとは世界が違っている。違っているのだが、とても良い。まず印象的なのは、強靭なビートである。これはヒップホップと言っても良いのではないか、まあ、「強靭」とは言ってもあくまでThe Durutti Columnにしては、という程度なのだが、という感じのビートが効いていて決して攻撃的ではないけれども動的な印象を受ける。また、本人によるヴォーカルが大フィーチャーされていて(もしかしたら最近の作品では当然なのかも知れないけれども)、それがまた味わい深いのである。昔の歌声よりももっと声が前面に出ていて、普通に良いヴォーカルなのである。だから要素としては、今作に於ける音は、私が親しんでいたThe Durutti Columnの音とは結構異なる。しかしそれでもやはり全体としてはThe Durutti Columnの音楽になっている。不思議だなあ、と思ったりしたが、思えば彼のギターが変わらず飛翔したり、さざめいたり、這ったり、という感じなので、そりゃやっぱりそうなのだな、と納得した。でも違和感なくしっかりとThe Durutti Columnの世界がビルドアップされているんだな、ということが実感できて、結構感動したりさせられた。別に昔のThe Durutti Columnに思い入れ等がなくても普通にとても聴きやすく、楽しめるアルバム、と言えるかも知れない。思い入れがあれば尚更、なのは言うまでもないのだけれども。