Topsy-Turvy Moon

ちなみに明後日なんですが。

「文化甘党学院卒業式」 〜終わりは始まり〜 @Cafe Sunnydrops 2/3 (SAT) 20時START! 1000yen with 1drink

Live 関 美彦
(ROSE RECORDS)
DJ chiyo chocolat ebisu kishida hiroya zaion marin tdsgk
info.cafe SUNNYDROPS
(022)221-1646

今日は右目の瞼が痙攣しておりましたが、よろしくお願いします。

意外に知ったつもりになっていても、自分でやったことがないことというものはある。たとえばピップエレキバンとか、名前は激メジャーであれど、意外に使ってみたことがない、という人が多いであろう。私はネックレス版を使ったことがある。別に自慢することではないのだけれども。

たとえばイボコロリ。名前は多分老若男女、何故かよく知っているであろうが意外に使ってみたことがある人は少ないのではないだろうか。私もそうだった。しかし今では私はイボコロリのお世話になってしまうような体たらくなわけである。まさか1年前の自分、ううん、3ヶ月前の自分でもまさかイボコロリのお世話になる日々が来るだなんて想像もできなかったであろう。

何かソックスが最近破れる確率が高いなあ、というのがそもそものきっかけでそれは靴下の老朽化が進んだからであろう、と思っていたのであるが、実は左足の人差し指の付け根の辺りが激烈に硬く硬くなっていて、それが擦れるせいで破れまくっていたわけである。なるほど。

ということでイボコロリの登場、となったわけである。名前は知っていたけど初体験である。と言うかその前に、我が家に常備されていた、というのが私としては衝撃であった。いつの間に・・・。で、3日間くらい貼っていたのであるが、昨夜風呂に入った際にワクワクしながら剥がしてみたら、これがまた面白いようにペロペロっと剥けてしまうので驚愕した。

肝心のイボの部分はもうちょいイボコロリングしないと難しいようであるが、何故かその周囲の皮が物凄い範囲で、しかもペロペロっと剥がれるものだからびっくりしたのである。何かこの剥ける勢いだと全身の皮が剥けてしまうのではないか、Lou Reedの「No Money Down」のPVのように(超わかりにくい表現ですみません)!と思ったが、まあ、当然ながらそんなことはない。しかし安い回転寿司屋で供されるえんがわみたいな、ぱっさぱさだけども白くて、不気味に肉厚な皮が大量に出来てしまって、効いているんだなあ、と感動すると同時に何か不気味な光景を見てしまった、というバッドな気持ちで一杯になってしまった。

しかし最近、何らかの形で薬物に依存することが多くなってきてしまった。皮膚病には相変わらず薬品を塗布しているし、今度はイボコロリである。何かやはり2007年は健康第一、というのが最大の目標になりそうだが、Ruthann Friedmanの「Constant Companion」を聴く。Waterレーベルは何かたまらん再発の嵐なのであるが、この69年?リリースの彼女のアルバムもやはりたまらん再発である。The Associationの「Windy」の作者として知られる彼女であるが、彼女名義では一応この作品が唯一のアルバムだと思われる。っていうかそんなデータは関係なく、アクースティックギター1本のみで紡がれる彼女の歌の素晴らしさにぶっ飛ばされる。透明感がありながらも、時になんか老獪な感じまで受けてしまう、そんな多面性を持った美しいヴォーカルなのである。上記のように異常に簡素な、まさに「歌とギター」しか入っていないアルバムだから、印象としては実に地味であるが、それ故に聴けば聴くほどその美しいメロディや展開にハッとさせられどんどん聴き込んでいってしまうのだから、これもやはり中毒性が高いというか何と言うか。アシッドフォークとかいうのではなく、女性SSWはこうあるべき、みたいな実に理想的な形がここでは提示されているように思うのだがいかがであろうか。ちなみにボートラでVan Dyke Parksが絡んでるシングル曲が入っているのだが、それがアルバムとは全く違う、謎のオーケストラルなナンバーで、それはそれでやっぱり凄く格好良いのである。アルバムとのギャップはそれは物凄いものがあるのだが、頭を切り替えて聴くと、この不可思議な曲にもやっぱりズブズブはまってしまうのであった。因みにパッケージには「Cat Power, Joanna NewsomVashti BunyanJudee Sillファンにオススメ」みたいなことが書いてあって、まさにその通りに狙い撃ちにされてしまったのであった。Waterレーベル、商売上手だな・・・。上記の名前の中では一番Vashti Bunyanに近いかもなあ。