Wish I Could

ちなみに今週の土曜日なんですが。

「文化甘党学院卒業式」 〜終わりは始まり〜 @Cafe Sunnydrops 2/3 (SAT) 20時START! 1000yen with 1drink

Live 関 美彦
(ROSE RECORDS)
DJ chiyo chocolat ebisu kishida hiroya zaion marin tdsgk
info.cafe SUNNYDROPS
(022)221-1646

右目と左目両方の瞼が痙攣するくらい疲れる毎日ですが、よろしくお願いします。

今年の1月はしかし雪が降らなかったなあ、とぼんやり思ったりした。

昨年は気が狂ったように雪がこの時期降ったので、かなり難儀した記憶があるのだけれども、それに比べるとかなり楽な1月ではあった。

しかしなかなかそうとも言ってられないくらい地球がおかしいのか、という思いもあって素直に喜べない現代である。いつの間に私たちは、こういった暖冬に関してのみならず様々な物事を素直に喜べなくなってしまったのだろうか。減税があれば、次は増税だ、とか。まあ他にも色々個人的なレヴェルから国家的なレヴェル、はたまた世界的なレヴェルまで色々あるわけである。

そんな時代なのか。Norah Jonesの「Not Too Late」を聴く。サードアルバムである。前作までのプロデューサーのArif Mardinは逝去してしまったし、今作は全曲オリジナルだし、ということで若干不安と期待が入り混じった感じであった。ちなみにArif Mardinと言われても私の場合はどうしてもCulture ClubとかScritti Polittiとかが真っ先に思い浮かばれてしまう、そういう世代なのである。まあ、そのような久々のドキドキ感を持って聴いた今作であるが、全く拍子抜けするくらい杞憂に終わった。今作もやはり、たとえお楽しみカヴァー曲がないにしてもしっとりとした、非常にメロディアスなナンバーばかりだし、音の感触もどちらかと言うとファーストに近い、風通しの良い音だし、と超安心の一作である。しかしそんな中でもギターで作曲をしてみたり、ということがあるようで、若干今までになかったような感触の曲があったりして面白い。そして且つどことなくリラックスしたムードも感じられるところも好印象である。セカンドのカントリーに寄った作風は私は大好きではあったが、そうでなかった方々も結構いらっしゃるようなので、そういった方々にも今作は安心の1枚なのではないだろうか。私はファーストもセカンドも同等に好きなので(ついでに言えばThe Little Williesも)、大歓迎の傑作である。で、今更なのであるが、本当に彼女のヴォーカルが良い。今までも勿論良かったのだが、今作ではより一層、少し曇ったような、しかし伸びやかな声が印象的である。んー、揺るぎなくこういった作品を彼女には出し続けてもらいたいものである。