High

昨日の「AOBA NU NOISE」お疲れ様でした!相変わらずやり逃げ状態で早々と退散してしまい毎度すみません。

ということで、風邪だのう、とか言いながらいたら今日は腰の右側が痛い。なんだなんだ、昨日のおもちゃんの4つ打ちなのに感触がアシッドジャズみたいな曲やらネオアコハウスのようなEmbassyやら、はたまたタシロック氏のThrobbing GristleだのNitzer Ebbだののゴリゴリのプレイやらにやられたか。否、昨日はEVOLの相棒トム氏の神も仏もない、これぞロックンロールの真髄という選曲にやられたんだな多分、とか思っていたら腰、というよりは右の下半身全体が痛いということに気づいた。

MC5Blue Cheerモー娘。の「ここにいるぜぇ!」で暴れすぎたかのう、とか思っていたがどうにも往生するので今日は結構大人しく過ごした。階段を手すりにつかまって上り下りする姿はまさにおっちゃんとしか形容し難く、自分でも、寄る年波には勝てん・・・、と泣き暮れていたのだった。

しかし。だがしかし。

「寝るときには起きているときは取らないようなポーズをとりながら寝ると、身体の色々なところが伸びて良い」ということを聞いたので昨夜は思えば、イヤミ氏のシェーのポーズのような足をして寝たのだった。つまり右足だけ胡座をかいているような、そういうポーズで寝たのだった。これだ、これしかない。これが不調の元凶か。上記の情報は思いっきり私の場合は逆効果であった、ということがはっきりとわかった。「あるある」の納豆問題だけではなく、これからは「身体に良い」とかそういうことは疑ってかかろう、と決意した日である。

The Cure「Wish」を聴く。92年の作品である。確か全米で1位くらいになってたような・・・。ちょっと唐突に思い出させられる出来事があったので思わず聴いている。彼等の場合、作品によって傾向が結構異なる。とくに80年代後期はからりとポップな作品があれば、めっちゃくちゃヴァラエティに富んだ大作、はたまた沈鬱かつ重厚な作品、と結構先が読めない感じであった。それが90年代に入って衝撃のリミックスアルバムのリリース後の今作では、良い具合に色々な要素が混じりあった、まさに総括的な音を聴かせてくれる。結構長い曲もあって、且つ重厚な曲もあって、という感じの一方で異常にポップな抜けの良い曲があれば、涙なくしては聴けない感動的なバラードナンバー、とまあヴァラエティは豊かであるが全てがしっかりとまとまっていてドバーと聴き通せてしまうのである。大作だし、重いナンバーもあるし、で結構もたれるかと思いきや全体的に風通しが良いので全く疲れないわけである。ちなみに今作では、ギターのPaul氏が大活躍でこの作品を最後に脱退してしまったのが残念に思われてならないほど、素晴らしいプレイを聴かせてくれている。ルックスはドンドン不気味になっていった一方でギターの方は、ハードでへヴィなリフをかましたかと思えば、次の曲では繊細で細やかなフレーズ、という具合に「一体何者」的な変幻自在プレイである。流石Robert Smithの義弟。で、そのRobert Smithであるが、もうこの人のヴォーカルは一生変わらないのだろう、と思わせられる呟くような、しかし突如ハイトーン、みたいな落ち着かないヴォーカルで全体をビシッとまとめている。代表作、と言っても良いんだろうなあ、という風格漂う名作である。