The Talking Horse

Harlem Shuffle Vol. 3 2007.1.12.(Fri) @Club SHAFT (Sendai) 21:00〜 \2,500 ( 1 Drink )
〜 「トリプル・トラベル・ツアーズ2007」〜スウェーデン〜韓国と遠回りしていよいよこの冬、東北上陸で〜す 〜

●Guest DJs●
高橋孝博(HALFBY)、森野義貴(HANDSOMEBOY TECHNIQUE)、 松野光紀FREDO)

DJs:tmym, tdsgk, Kenji Maesawa

club shaft:: http://www.clubshaft.com/
SECOND ROYAL RECORDS:: http://www.secondroyal.com/

よろしくです!!

なかなか自分の殻を破るのは難しいわけである。殊、私のような激保守的な人間としては尚更である。ところでよくさ、自分の限界を超える、とか殻を破る、とか色々な人が言っているのは全部嘘っぱちだと思う。虚言である。とくに、上の立場の人間から上記のようなことを言われたときには全く本気で受け取ってはいけない。これは2006年の最後に言っておきたいものである。

実は話がズレている。そう、要は殻を破るのは難しい、ということである。私は被り物、否、フード付きの服、パーカーが何故か知らないが大好きなのであるけれども、何故か紺色、もしくはグレーのものを選んでしまうのである。我が家にあるパーカーものは全て紺、ないしはグレーである。福袋に入っていたもの以外は。これは気がつくとそうなっているので、最早無意識に近いのではないかと思う。

そこでだ。殻を破ってみないと、と思いパーカーを新調するにあたって違う色のパーカーを選んでみようではないか、と2006年最後に思ったわけである。ベージュとか。茶色とか。赤っぽいのも良いものだね。と思いつつ、スポーツ用品店に物色に行ったわけである。

紺色のパーカーを買って来ました。

1時間くらい汗だくになり、悩み、喉の渇きをおぼえながら熟慮を重ねた末に紺色のパーカーになってしまったのだった。これは殻を破る破らないの問題以前に、病気のようなものなのか、トラウマのようなものがあるとか。そういう根深い何かがあるのではないか、と訝しく思ってしまう年末であった。

で、今も6年くらい前から着ている紺色のパーカーを来てこれを書いたりしているわけである。最早何が何やら、である。The Melvinsの「A Senile Animal」を聴く。ipecacからの新作である。実は彼らに対してはメジャー期の音源の印象があまり良くなくて、ちょっとピンと来ていなかったのであるが、もう頭を丸めて反省したいという思いで一杯になってしまう傑作である。巨漢トリオに+もう1人ドラムスが新加入し、ツインドラムスになった編成でのアルバムなのだが、これがもううるさいったらありゃしない痛快極まりない爆音音楽である。ところでギターソロは冗長で嫌いだからなるべく入れない、という発言を読んだがドラムソロは大フィーチャーされていて、ウケる。それはさておき、全体的にリフはメタリック、ヴォーカルもあっつい、且つ演奏は重厚であるが、全体を貫くスピード感が堪らない。爆音であるが、その実とてもポップである意味聴きやすい。ドバーと聴いているとあっという間に終わってしまう。こういうロックンロールには、本当にいくつになっても無条件で弱い。多分それは来年も変わらない。一生変わらないかも知れない。そこまで思わせてくれるアルバムである。これまでの作品も謙虚に復習したいと思います。