ヒライテル

Harlem Shuffle Vol. 3 2007.1.12.(Fri) @Club SHAFT (Sendai) 21:00〜 \2,500 ( 1 Drink )
〜 「トリプル・トラベル・ツアーズ2007」〜スウェーデン〜韓国と遠回りしていよいよこの冬、東北上陸で〜す 〜

●Guest DJs●
高橋孝博(HALFBY)、森野義貴(HANDSOMEBOY TECHNIQUE)、 松野光紀FREDO)

DJs:tmym, tdsgk, Kenji Maesawa

club shaft:: http://www.clubshaft.com/
SECOND ROYAL RECORDS:: http://www.secondroyal.com/

よろしくです!!

そういえば偶発的に始まり、文章の練習的なスタンスでぐだぐだと続いているこのNag3も早いもので5年目に突入してしまったのである。

5年、と言えば小学生だった子供は生意気なガキへと成長し、ウナギの蒲焼の修行を始めた方ならば、最初の裂きの段階も残すところあと3年、残るは串打ち3年と一生の焼きのみ、というくらいの期間である。ぐだぐだとやっているから続けられたのだろうか。あんまりテンパり過ぎなかったからいまだに続いているのだろうか。

果たしてネット上でこんなにぐだぐだした長ったらしい文章を書き散らかして良いものだろうか、とか思いもしたのだが、もうここまで来たら惰性でも何でも続けた方が勝ちだな、と変に強気になって最近は書いている。そして、毎回毎回ネタはあってないようなものなので、とくに探したり、困ったりもしないものなのだなあ、と振り返ってみて思う。そうだな、これがこの4年以上やってきての発見であろうか。それが面白いと感じられるか否かはまた別の問題なのであるが。

ここで一発書籍化だ何だ、とギラギラした方向に突き進んだり、何か変に勘違いして、自分のことを影響力がある、とか情報を発信している、とかそういう自惚れと共にこれから続けていったら、それは逆に大きな変化で面白いかもなあ、と思ったりした。しかし、残念ながら本にしようなぞという気はサラサラないし(金になるなら別だが)、また自分のことを上記のように思ったりしたこともないし今後もないと思われるので(金になるなら別だが)、多分変わりえないであろう。ただ、会う人に「読んでますよ」とか言われると、こんな駄文で申し訳ない、という思いと共に何か嬉しいものだね、という気分が沸き起こる、というのもまあこの4年以上やってきての発見であった。

まだ続けるつもりである。欽ちゃんみたいにどかーんと終了宣言してから撤回して続けると分かりやすく感動的なんだろうけれども、どうにもああいうのは嫌いな性質で。

Ohanaの「オハナ百景」を聴く。ハナレグミの人とClammbonの人とPolarisの人のユニットのアルバムである。私は耳が多分腐れているので、そして個人的な意見なので気にしないでいただきたいのだが、私はPolarisハナレグミもどこが良いのかわからない、という人間である。Clammbonはちょっと好きである。だから別にこのアルバムを熱く聴く義理はないのだけれども、何かでライヴの映像を見て大層楽しげで、且つ曲が良かったので気になったのであった。で、このアルバムであるが、良いアルバムである。あまりあっつく聴き込む、という感じの音ではないが、レゲー(ダブ)やらニューオリンズセカンドラインやら、リズムも多様だし、曲も良い。そして3人のヴォーカルのハーモニーも素直に美しいと感じられるし、何よりも全体から漂う清々しさ、抜けの良さが印象的である。悪いところなんてない訳で、どうしてたまに見かける「期待はずれ」的な意見が出るのかイマイチ理解に苦しむ次第である。3人とも個性的なヴォーカリストであるし、本家の方にはあまり思いいれがなくても本当にまっさらな気分で聴ける、凄く良いアルバムだと思う。こういうのが必要になるときも人間にはあるのだ。The Ramonesのカヴァーとか、Elizabeth Cottenもやってた聖歌のカヴァーも違和感なく収まっていて、ぼんやりしているとそのまま流してしまいそうになるくらいである。