Hear My Call

Harlem Shuffle Vol. 3 2007.1.12.(Fri) @Club SHAFT (Sendai) 21:00〜 \2,500 ( 1 Drink )
〜 「トリプル・トラベル・ツアーズ2007」〜スウェーデン〜韓国と遠回りしていよいよこの冬、東北上陸で〜す 〜

●Guest DJs●
高橋孝博(HALFBY)、森野義貴(HANDSOMEBOY TECHNIQUE)、 松野光紀FREDO)

DJs:tmym, tdsgk, Kenji Maesawa

club shaft:: http://www.clubshaft.com/
SECOND ROYAL RECORDS:: http://www.secondroyal.com/

よろしくです!!

私は、「夜の運動会」が毎晩開催されてしまうくらい寝相が悪い、ということは以前ここに記したか、と思う。

それは依然収まらず、決して暑くはない、寧ろ寒いこの頃でも毎晩布団がしっかりかかっていることは非常に稀である。掛け布団が90度回転していたり、とかいうのは実に我が家では普通の光景である。

最近の顕著な傾向としては、足技のみならず、腕技との合わせ技が冴えている、ということであろうか。昨夜などは頭の真横の台に置いている目覚まし時計を真夜中に腕技で吹っ飛ばしてしまったらしく、どがちゃーん、という衝撃音で一瞬目が覚めた。しかしその後捜索なぞしなかったが、朝になって針が取れた状態で床に転がっている目覚まし時計が発見されたのであった。真夜中の暴力衝動。

何なんでしょうね、これは。寝相が悪いのは身体のバランスが悪いのを無意識の内に補正しようとしているからだ、という話も聞く。しかしだとしたら、私の身体のバランスはもうとんでもないくらいハチャメチャなジャンクな状態なのであろうか。これは憂うべき事態である。やはりジムに通ったり何だりして積極的に運動して身体のバランスを整えるべきなのか。そうだそうしよう!

まあ、来年になったら、だね、と言いながら多分来年末にも、また来年、と言っていることは火を見るより明らかである。White Magicの「Dat Rosa Mel Apibus」を聴く。近頃話題の所謂フリーフォークシーンの一派として目されるバンドのデビュー盤フロムDrag City、である。しかしフリーフォークとかって呼び名考えた人はアホだと思う。まあ、それは置いておいて。このWhite Magicはバンド、というかMira Billotte嬢を中心としたユニットのようである。そこにDirty ThreeやらGang Gang DanceやらのメンバーとかTim Barnesとかが絡んでこのアルバムを作り上げているのである。これがまた、何と形容したら良いのかわからない音楽なのである。上記フリーフォークとやらの一派と目されてもおかしくないような音の質感ではあるが、何か根本的に違うように思える。まずメロディがあり得ない。なんだこれは、と思わざるを得ない、素直に落とし込まれないメロディの連続で不安を煽るし、曲の構成もかなり衝動的なのではないか、と思わせるような、もしくはプログレ過ぎる、と思わせるような、謎の展開なのである。Coco Rosieに近いかも知れないが、更にぶっ飛んでいる。でも、Mira嬢のヴォーカルが時にNico、時にElizabeth Fraserを思い起こさせるような美声なので良いなー、とか言って聴いているのである。そうするうちに、このヘンな楽曲群がしっくりくるようになって、実はこれは危険すぎる音楽なのではないか、という結論に至るのであった。好き嫌いは強烈に分かれるであろうが、まず聴かなければ話は始まらない、ちょっと色々な意味でこちらに挑んできているような、挑戦的な音楽であると思う。この間ここで述べた「Rogue's Gallery」にも参加しているのだった、そういえば。