Save The Last Dance For Me

Harlem Shuffle Vol. 3 2007.1.12.(Fri) @Club SHAFT (Sendai) 21:00〜 \2,500 ( 1 Drink )
〜 「トリプル・トラベル・ツアーズ2007」〜スウェーデン〜韓国と遠回りしていよいよこの冬、東北上陸で〜す 〜

●Guest DJs●
高橋孝博(HALFBY)、森野義貴(HANDSOMEBOY TECHNIQUE)、 松野光紀FREDO)

DJs:tmym, tdsgk, Kenji Maesawa

club shaft:: http://www.clubshaft.com/
SECOND ROYAL RECORDS:: http://www.secondroyal.com/

よろしくです!!

今日はブックオフに行ってみたのだが、異常に混んでいた。

今日街中の通りを車で通ったのだが、街中のアーケードも車道も異常に混んでいた。

となってくると人ごみの嫌いな私としては、もうどこへも行けなくなってしまう12月が来ているのである。

しかし何故12月になると、こんなに人々は行動的になるのであろうか。こんなに寒いのに。

「このまま1年を終えるわけにはいかない」みたいな焦燥感で居ても立ってもいられなくなって皆こぞって慌てて外出するのであろうか。

そんな焦燥感解せねえなあ、とか何とか言ってみたりするがあまり実害は被らないから良いのだけれども。ただ、今日混み合うブックオフ内で隣の棚を見ていたヤンキー崩れみたいな男がいちいちCDを棚からごそっと抜いて見ていやがるから遅くて遅くてイライライライラして、蹴り倒してやりたい衝動に駆られたが明らかに傷害罪なのでやめた。

一番焦燥感に駆られているのはこの私なのかも知れない、別な意味で、と思い至った師走の一日であった。せめて音楽はゆったりとCarole Laureの「Western Shadows」を聴く。Saravahからのリリースでおなじみのケベック出身の彼女の、確か1989年リリースのアルバムである。高校受験直前にThe House Of Loveのメジャー1発目のアルバムと同時に愛聴していたから間違いないと思う。夫Lewis Fureyがしっかりバックアップ、という非常に高品質が約束されているような作品であるが、このアルバムは彼女のキャリアの中では異色だと思う。カントリー色濃いオリジナル、そしてTammy WynetteやPhil Spectar、Leonard Cohenのカヴァー等も収められた非常に瑞々しい、さっぱりとしたアルバムである。他の作品がかなり濃密であるのに対して意外にサラリと聴けてしまうのである。それは薄い、ということでは決してなく、流れが非常にスムーズなのである。知っている曲も多いし。しかし彼女のヴォーカルは吐息まじり、時にねっとりとしていて、その対比が非常に面白い。でも嫌味になる一歩手前でさらりとさせているのは流石、の一言である。同じ曲のフランス語ヴァージョン英語ヴァージョンが収録されていたりもする。しかし、スティールギターの音色も印象的、そしてカヴァーのアレンジも斬新で、今聴いても凄く新鮮なアルバムである。隠れた名盤、というのはまさにこういうアルバムのことを言うのだろう。